突然の人物紹介コーナーその28
ちょっと今日は気分転換に色々やってたので、今回のところはキャラ紹介で済まさせてくださいな。
神出鬼没のルシアン
外見:フードで顔を隠しているので素顔は不明
紹介
コルヴェイ王の側近集団“四姫”の一人。メンバーの中では最古参である二十歳。
四姫が今の面子|(※)になる前――――つまりは初期メンバーとして最後の一人で、当時の同士だった“戦姫”、“奏姫”と呼ばれた姉妹とは幼馴染。
現在ではコルヴェイ王に最も忠誠を尽くす存在として、四姫の中心となって活躍中である。
――――が、リーダーとしての役割は追加メンバーである“鉄仮面のグリキルナ”に譲っている。
※現在は、“神出鬼没のルシアン”、“業火牛シャンシィ”、“時の娘ヨウラ”、“鉄仮面のグリキルナ”の四人で、四姫としては全メンバーが居なくなって再編された二代目。
二つ名の通り神出鬼没で、非常に強力な空間転移を行える。
自分自身は言うまでも無く、触れた相手|(人一人程度)ならば一緒に空間を跳んで目的地まで跳躍可能。
現に遥か大陸北方と西方の境界付近から、グレッセ城玉座の間へ悠理とカーネスの戦闘終了直後に、コルヴェイ王と共に転移してきている。この事から跳躍に対するタイムラグは殆どないと言うトンデモ性能説アリ。
実際に一瞬で姿を消したと思ったら気配も無く背後に立たれているなど、二つ名の由来がどこから来ているかは語るまでも無い。
本名は“ルシアン・シーア・メルティアカ”。かつて大陸中央に存在していたとされる王族の末裔である(※)。――――が、親しい者はルシアと愛称で呼ぶ。
コルヴェイ王自身も親しげにそう呼んでいることから、一定の信頼を寄せられている事が解る。
実はコルヴェイ王と同じくカーニャとは浅からぬ因縁があるらしく、彼女の事を本名である“カーナリーニャ”で呼んでいる。
また、双方共に互いの性格を承知しきっている様な部分があり、親交があったのではないかと予測されるが、真意は未だ闇の中。
語尾に“ですの”をつけたり、時々抜けた所を見せたりと、幼いのか天然なのか、捉え所に困る印象。
レイフォミアや悠理によって能力を封じられた際は、殆ど一般人程度の力しか発揮出来ないなど、その強さは祝福に依存している節も見られる。
※元々、四姫は王族かその末裔しかなれないとされている。
能力
“神出鬼没”
特殊な結界、異世界の壁を除く、あらゆる空間を跳び越える能力。
レディ・ミステリアの持つ“自由の証|(※)”と似通った力であるが、こちらは空間移動限定の下位互換と言ったところ。
また、レイフォミアがした様に空間転移に使うエネルギーを阻害した場合。もしくは悠理が“小宇宙の創成”で産み出した擬似宇宙空間の様に、跳躍する為に必要なエネルギーがそもそも存在しない場所では全くと言っていいほど役に立たない。
しかし、発動できるエネルギーが十分で、エネルギーそのものを無効化されない限りは、息を吸う様に自然と空間転移を行うので非常に厄介な能力と言えよう。
※祝福ではないが、能力としては同じ部類に入る。
初期設定
最初から四天王的なポジションでの登場が決まっていた人物。
だが、初期段階では四姫メンバーの策略に嵌って殺されたり、物語後半でとある人物を助ける為に存在が跡形も無く消滅するなど、割と悲惨な扱いを受けたキャラである。
無論、ここでバラしていると言う事は、本編ではそうはならないので安心してほしい。
明日は本編更新――――したいなぁッ!