突然の世界観解説コーナーその9
――聴いてくれ……。
今日はちょっと不幸な事故が重なり過ぎて執筆時間が確保出来なかったんですよ……。
自転車の前輪がパンクしたからチューブの交換したり、部屋の備品が破損してて修理と補強をしたりさ……。
だから、今回はこれで見逃してね?
龍について
異世界ノレッセアに存在する生物の中で最強とされている生物。ただし、500年前に起きた“ノレッセアの審判”で“神獣”と呼ばれる生物達が死滅した為であり、最強の座は仮初のもの。
しかしながら、あらゆる生物の中でも巨体を誇り、膂力にも優れ、空を飛びブレスを吐く、など。固体での戦闘能力はまさに圧倒的。仮初と言えど、その力は現最強生物の名に恥じない能力を持つ。
その強さは出鱈目の一言に尽き、ドラゴンの低級(後述を参照)一体を討伐するのに国の一個師団が必要とされる。
――と言われているが、龍達は基本的に人間に無関心なので、縄張りを荒らさない限り襲ってくる事は無く、“ノレッセアの審判”以降は龍との交戦記録は殆ど無い。その為、一個師団が必要(ノーレ曰く)と言うのは恐らく話しに尾ひれがついたものと思われる(※)。
※龍と神の側近及び私兵の戦闘力について
レーレがレイフォミアの側近や私兵を『一番雑魚がドラゴンの低級クラス』と称したが、彼女は実際の低級ドラゴンの強さを知っているので正しい見立てだったりする。
天空幻想城に所属する側近や私兵には戦闘要員そのものが少数で、戦闘能力を有する者は確かにドラゴンに匹敵する強力な力を持つ。
――が、あくまでその能力が強力なのであって、身体能力などは人間やその祝福によって変化した種族基準である。
つまり、強力な敵である事には違いないが、神の私兵個人に一個師団が必要と言う訳ではない。
龍のランク
龍には各々、“王級”、“上級”、“中級”、“下級”、“低級”、“無名”の格付けが成されている。上に行くほどその個体は少ない。
また祝福とは関係なしに龍は力を認めた相手に譲渡出来る能力を有する。なので、生まれの優劣関係無しに上級まで昇り詰めることも可能。
王級
縄張りを守護する絶対的な王者。このクラスに至ると既に“神獣”と比べても遜色無い力を有している。
現在、王級ドラゴンは大陸各地方に一匹ずつ。
大陸東方トコヨ地方には、大陸最強の存在と謳われる“炎龍王・シュテングリム”。
大陸西方には“水龍王・ミファラヒャーオ”。
大陸南方には“風龍王・シャランザーレ”。
大陸北方には“雷龍王・フーガジライヤ”。
各龍は基本的には人間と干渉しないことを掟として徹底しているが理由は不明。
――尚、王級相手では一個師団を用意しても勝てる見込みは絶望的と付け加えておく。
上級
現在の大陸には十数匹が存在している。王級との差はかなりあるらしく、生半可な能力では先ずここから王の座へ就くことは不可能。
一個師団を相手にした場合、ほぼ相手に勝ち目はあるまい。
また、王から直々に二つ名が与えられ、王の代理として一族の指揮を執る権利が与えられる。。
中級
三十匹程度が存在しており、ここまでくればまず優秀である。一個師団を用いて勝てるかどうかはギリギリ部が悪いか。
下級
五十に満たない程度、ここまで辿り着いて初めて一人前と称される。一個師団ならば勝てる可能性は十分にある。
低級
百には届かない程度の存在が確認されており、大抵の龍がここでその生涯を終える事となる。
質にもよるが一個師団ならば余裕を持って討伐出来るか。
無名
百以上は存在している。すべての龍はここから果てしない強さの道を歩む。
基本的には人間体であるドラグライド(後述)として活動する。
一般人扱いなので一個師団をけしかけた場合、無名の方が不利。下手をすると一方的な虐殺の可能性も。
龍の生態系
祝福によって生まれた種にしては珍しく、交配により確実に種を残す事が可能であり、祝福も遺伝する。
基本的には全ての固体が二つの形態に変身可能。
巨大な龍の姿である“ドラゴン”と、人間サイズの“ドラグライド”。
低級クラスからドラゴンに変身可能になる。ドラグライドは人間よりも頑丈であるものの、ドラゴンとしての特殊能力は殆ど封じられている為、戦闘においては武器などの装備を頼ることも。
あ、明日こそは本編更新よ!