前へ目次 次へ 1891/4096 二回戦突入《遅番・暫定》 『――来るよな、やっぱり』 ビリビリと感じる威圧感にレーレはぼやく。深々と吐いた溜息がことの面倒さを物語っていた。 迎撃は可能。ユーリの能力がそこまである事は称賛に値するのは確か。 ただ、相手が相手。風の属性を持つ龍族……しかも、“王”の血に連なる相手だとすれば――倒したとしても問題しかない。 「いっそボコボコにして、心を折っておくか?」 『物騒なこと言うんじゃねぇ! 龍族と争ったってこれっぽっちの価値もあるかっての!』