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嵐は過ぎ去った?《お花見餃子パーティー・暫定》
『感謝する。我が主』
ボロボロになっていた巨体を虹の輝きが包み込む。暖かな光を浴びた全身が、ゆっくりとだが治癒されていくのを感じながら、湖の主が嬉しそうな声を上げた。
「ああ、とりあえず全力でぶん殴って何とかなる相手でよかったな」
『――普通は無理なんだがなぁ』
『……うむ、主の力はやはり計り知れぬ』
「大げさな」
相手の正体は解らぬものの、こちらへ敵意を抱いた瞬間にユーリは選択した。
――――全身全霊の一撃をお見舞いすることを。
とりあえずそれで何とかなった…………彼にとってはそれ以上でも如何にもならない認識だが、レーレ達は
そうはいかない。




