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解るヤツには解るらしい《デバイス新調・暫定》
大陸南方のグレッセで一人の男が精霊と契約を交わした……。
世界からみて一大陸の広さなどたかが知れているが、それでもその全てを練り歩こうとしたら相応の時間を代償とするだろう。
故に、そんな出来事があったとしても世界に変化があるはずも、その予兆を敏感に察するなど出来ようはずもない――普通なら。
『あの頑固者が契約者を持ったか』
普通の人間や、“祝福”によって“種族変化”した者達でも気付けようがない些細な……それこそ大海に一滴垂らしたようなこれに気付ける存在――――それは何か?




