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社交界の男達《深夜勤務4・暫定》
「おや、カーネス様。楽しんでおられますかな?」
「――――」
そう言って和やかな笑みを向けられてカーネスは無意識に腕をさすった。着こなした礼装の下では確かに鳥肌が立っているのを感じる。
彼としては礼儀作法に疎いユーリをからかってやろうと、普段からのちょっとした意趣返しのつもりで近付いたのだが…………既に後悔するレベルだった。
「……気持ち悪いぞ、貴様」
「はっはっはっ、これでも御令嬢や御婦人方には評判が良いのですがなぁ」
率直に指摘してもその表面を崩すことは叶わない。




