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割り切った姉ってつよい《読書・暫定》
休日を使って行われたお茶会への作法特訓。
未経験者と貴族令嬢の役割を半場放棄した少女はそれぞれが成果を出し始めていた。
まずユーリはまだまだ硬いながらも基本的な動作を覚えたし、ボロを出さない偽造工作術を構築しだしたのだ。指摘されない程度の動きの簡略化に加え、ヨーハとカーニャ相手に磨いた“ドキッとする男の仕草”もいくつか習得。
まぁ、仕草の話に至っては練習相手が特殊なだけで一般受けするとはユーリは思っていない。
――それ自体も杞憂ではあるのだが……まだまだ彼は彼自身の力を理解してはいないのだ。




