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そういえばの話《読書・暫定》
「そういえば」
食堂の端っこ。朝から変わらず貴族令嬢の好奇心がそこかしこから視線によってぶつけられてくる中、ユーリは何となく口にした。
ちなみに彼は一番端の席、左隣にヨーハ、正面にはフェリル姉妹と防御は完璧だ。朝の二の轍は踏まない。
そうして安全に昼食を頬張っていたカーニャは続く彼の言葉でむせる事になった。
「お前ら二人も貴族だったりするのか?」
「――んぐっ!? ~~~~!」
「ちょっと、姉さん…………」
予想外の質問で食事を喉に詰まらせ、テーブルをバンバンと叩く姉。
そんな姉に『動揺し過ぎ』と責める視線を送りながら、水を差しだす妹のノーレ。




