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借りは返さなきゃならないもの《深夜勤務5・暫定》
「悪ぃ、正直助かったよ」
「すみません……。本当ならヨーハが対応せねばなりませんのに」
「別に……いいわよ」
「はい、お気になさらず」
食堂での貴族令嬢襲撃事件(?)を治めたフェリル姉妹へ、ユーリは礼を、ヨーハは謝罪をしながら四人で登校していく。
今も彼等の後方では貴族令嬢達が隙を伺っているが、カーニャの威圧とノーレの冷たい眼差しに気圧されて近づけていない。
意外なことに、あの公爵令嬢ステアですらそうで、表情には焦りが見える。
彼女自身に悪意はなかったのだろうが、性急過ぎた感が否めないのは確かだ。




