1845/4095
公爵家への侵入(招待)《深夜勤務5・暫定》
「あー……」
思わず漏れたのは疲れ切った溜息。まず自分の足で向かう事はないであろう貴族区の門を潜った時に覚悟はしていたつもりだったが…………。
「「御着替えをお手伝いします」」
双子のメイドがにこやかにそう言ってユーリの服を脱がしにかかる。
必死の抵抗をしたい場面ではあるが、そうもいかない。『ああ』と憮然とした声が出たのは緊張か、それとも女性に着替えさせられることへの羞恥の為か。
いずれにしろ、彼にとってこの状況は不可抗力と言え自ら選んだ結果。




