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母は強し《深夜勤務3・暫定》
「ぜぇ……ぜぇ……ひ、酷い目にあったぜ……」
「アッハッハッ、だらしないねぇユーリの坊やは!」
異世界キッズとの遊戯を繰り広げ、疲労困憊のユーリへ活力に満ちた笑い声がかかる。
ベンチに座って力なく下げていた頭を上げて、その主を見やると、如何にも下町のおっかさんと言った風な恰幅の良い女性が立っていた。
「坊やって年じゃないんだけどな……」
「あたしからしたら、アンタもちびっこ共もかわりゃしないよ」
「ボスだってまだ若いだろうに」
この公園付近に住まう奥様方を束ねるボスの登場にユーリは苦笑しっぱなしだった。




