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子供の体力は∞《深夜勤務2・暫定》
「うおぉぉぉぉぉ!?」
かてつない……かつてない程の窮地。
異世界に召喚されようと。囚われの身になろうとも。数多の精鋭に囲まれようと動じなかった男。
しかしながら、彼は今絶叫を上げ、無様な姿を晒しつつも必死の形相で逃げ回っている。
それほどの危機的状況が彼を襲っているのは疑いない。
場所は夕暮れが近づく王都。仕事終わりの人々で大通りが賑わい始める時間帯よりもちょっと前。
街に幾つかある大きな公園、グレッセ学院にほど近いその場所でユーリはひたすら走り回っている。




