1838/4095
異世界で師匠に――なりません《早寝・暫定》
――屋上への呼び出しは、誘き寄せるための罠でも、可愛い(これ重要)女生徒からの告白でもなかった。
確かに可愛い(と言えなくもない)女生徒ではあるが、その発言は可愛さとは無縁の武骨なもので、お願いはもっと可愛くなかったのだ。
「弟子にしてくれっ!」
「断る!」
お互いに振り切れたテンションでの会話。
女生徒は大真面目に頼んでいるのだろうが、ユーリへの弟子入りなどまともに考えればあり得ない。
彼は彼で弟子を取るつもりなどないし、そもそも、自分に指導力があるとは思えないので断るのは当然の流れ。




