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ギルド長は密かに用心した《遅番1・暫定》
起きた事件は必然だったと言わざるを得ない。
「――で? お前らの良い訳を聞こうか?」
冒険者ギルド、その長の執務室にてグレッセ王都のギルド長はありったけの圧力を数人の冒険者にかけていた。
対象者はいずれもユーリを襲った馬鹿どもである。加えて言うなら、以前から冒険者としては半端者で犯罪者スレスレの者達だった。
しかも実力は中途半端なくせして自らが犯したタブーの隠蔽は大得意なのである――――正確には彼等のバックについている貴族が権力を振りかざしているだけなのだが。




