前へ目次 次へ 1821/4095 雨の日のアイツ《深夜勤務2・暫定》 「――――♪」 意外なことに。外がどしゃ降りであるにも関わらず、ユーリは鼻歌交じりのご機嫌モードであった。 学生寮の食堂で食後のティータイムに興じていた彼を何人かが不思議そうに見ている。 「ユーリ様は雨の日が好きなのですか?」 そんな誰もが浮かべた疑問を隣に座るヨーハが代弁した。 確かに彼の様子からするとそう思うのが自然なこと。――だが、普段の姿が活発な為に中々そのイメージを周りは持てず、意外に感じて確信を抱けなかったのである。