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ノーレ・フェリル《読書3・暫定》
彼女は自分を幸福だと確信している。
何故ならば、仕えるべき相手が、尽くすべき存在が居るから。
自分はその為に、この人生を捧げるのだと、物心ついた時にはもう心に決めていた。
恐らく、姉も同じだったのだろう。
『あたし、へーかのけんになる!』と、母や周囲の大人達へ毎日のように宣言していたからだ。
一方、今も昔も大人しい(表面上)はノーレはその想いを決して口には出さなかった。
要はそれは姿勢の問題。内に秘めた熱量は姉にも勝ると信じていたし、想いは身体の成長とともに大きくなっていく。




