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召喚者は究極自由人!  作者: 暮川 燦
第一章・召喚されし男とグレッセ王国編
165/3921

番外編・上に立つ者達は何を話し合うべきか?

ダメだ……今日はいつも以上に文章が書けない……。


とりあえず投稿しますが、これは絶対に土日を使って加筆修正します。


追記(2015/7/12)

 加筆を――と思ったけど、これはこれで良いか……と思う様になりました。

 べ、別に時間が経って書こうと思った内容を忘れたわけじゃないんだからね!

 ――悠理達が天空幻想城へ飛んでから30分……。残された少女達は思い思いの過ごし方をしつつも、皆一様に彼らの無事を祈り、その帰りを待ち続ける。

 そして、実に珍しい組み合わせのこの二人もそれは同じ。

「リスディア、髪梳かしてやるよ」

「うむ、お願いするのじゃ!」

 セレイナとリスディア、二人は今しがた入浴し終え、着替えの途中。下はパンツ一枚、上半身はサラシで胸を巻いただけのセレイナ、リスディアは可愛らしいフリルのワンピース。

 脱衣所の椅子に腰掛けるリスディア、彼女の濡れた髪をタオルで拭き取っていくセレイナの手つきは手馴れたものだ。優しくぽんぽんと叩きながら丁寧に丁寧に……。一国の王女がこんな事に慣れているとは意外である。


「……ふぅ」

 そうしてある程度水分を拭き取った後は櫛を手に取り髪を梳く。動作も実に手馴れている様子から考えるに、セレイナは侍女に頼らず普段から自分で身だしなみを整える位は普通にする様だ。

「~~~~♪」

 一方、リスディアは完全に身の周りを世話されるのに慣れきっているらしかった。鼻歌交じりに大人なしくしては居るが、如何に好意からとは言え王女に髪を梳かせる等と前代未聞……と言うわけでもない。確かにリスディアはマーリィに世話をさせているが、今回の場合は別の相手を思い浮かべていた。

 ――アシャリィ姫も彼女の髪をよく梳いてくれくれたものだ。自身が傷つけ追い詰めた事には今では申し訳なく思っているが、そんな自分がこうして良き思い出に心を浸らせ、幸せになるのは不謹慎だろうか? ――等と考えていると……。

「なぁ」

 髪を梳く手は止めないままにセレイナが声をかけてくる。

「ん、どうしたのじゃセレイナ?」

「非戦闘員のカーニャとレーレが付いていったこと、どう思ってる?」

「どうと言われても……別にいいのではないか?」

 付いて行くか、行かないか、それは個人の判断に任される事であって外野がとやかく言うものではない――とリスディアは思う。


「なんじゃ、お主も付いて行きたかったのか?」

「――まぁな……、俺様の国の問題だからなぁ、現状を何とかする切欠を作りに行くなら国の代表者としては付いて行くべきだろ」

「妾は最悪死ぬ様な場所になど――ここ、怖くて行けないわけではないからな!?」

「あ、いや、別にそこまでは訊いちゃいねぇよ」

 セレイナは国の代表者として、悠理にグレッセの命運を預ける者として見届けなくてはならないと思っている。仮に自分が付いていけばある程度の障害は力で捻じ伏せられるのだから。

 リスディアは単純に自分が付いて行っても仕方ない、足を引っ張るだけだと痛感している。

 だからこそ――。

「こんなことを話しても意味なんてないじゃろう?」

「おいおい、身も蓋もないこと言うなよ」

「――どんな結果とは言え、今こうしてここに居るのは我等が手に入れた一つの結果なのじゃ、今更どうこう言うのは意味が無いじゃろう?」

「それはまぁ……そうだが……」

 結果論だが自分達は付いて行けなかったのだ。だから今ここでこうして何もせず、唯悠理の帰還を待つ事しか出来ない。

 

「今は唯信じて待つのじゃ。獣面はきっと帰ってくるに決まっておる」

「――そんなの俺様だって解ってるよ……」

 何処か不完全燃焼な気分を抑えきれず、セレイナは窓の外へ視線を飛ばす。

 釣られてリスディアも視線の先を追えば、そこにあるのは満点の星空。

 二人は誰に祈る訳でもなく、唯彼等を信じて夜空に輝く星々の瞬きを満喫する。

 きっと上に立つものには神頼みは許されず、こうして唯信じて待つ事が勤めなのだと、そう言い聞かせて……。

あまりに眠く、頭の回転も最悪なので今回は切り上げて休むことにさせて頂きますね……。

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