突然のキャラ供養コーナーその1
えーっと、色々あって執筆時間が減ってしまった為に急遽思いついた新コーナーでお茶を濁すよ!
グレイス
種族:精霊 出身:精霊界
属性:闇 契約者:レーレ・ヴァスキン
死因:人間界顕現時における契約破棄
享年:602歳
紹介
レーレの眷属で、彼女とは450年以上の付き合いがあった。
アルフトレーンにおけるカーネス・ゴートライ襲撃の際、契約者であるレーレが祝福を略奪され、契約の強制破棄扱いになる。人間界で肉体を構成する事が出来なくなった挙句、精霊界に還る為の経路を実質的に失った事で死が確定。
どうせ死ぬならと、レーレを助ける為にその命を捧げた。
最終的な階級は“上位闇精霊”。固有武器は鎖鎌“フルトヴァイシ”。
精霊界においての彼女
他者と余り関わりを持たず、妹のテオ(※)以外への関心は薄かった。
精霊としての力に恵まれた為、扱いは悪くなく、孤高なイメージ相まって近寄りがたいが憧れの先輩――的なポジションに収まっていた。
しかしレーレと契約してからは、他の眷属に対しても面倒見の良さが発揮され慕われる存在に。
炊事、洗濯などの家事は一通りこなせる。また家庭菜園が趣味で、精霊界に居る時は大体土弄りをしているらしい。
普段はローブを纏っているので解らないが、見えない所のお洒落に気合を入れているらしく下着は良い材質の物を愛用。
※精霊に血の繋がりと言うものは無く、強いて言うなら魂同士が惹かれあう様な間柄を姉妹と称する。
備考
アルフトレーンで同じく運命を共にした眷族10名の名は、アルネ、チーシャ、メシィ、コルチェ、ウルテラ、シーパ、チョノ、マスパー、ジェル、レスタ。
何れも上位精霊寄りの中位精霊、悠理との接触は得られなかったが、精霊界において『レーレに良い人が出来た!』と喜んでいた様だ。
基本的には彼女達もレーレの家族扱い。アルフトレーンでは誰一人迷う事無くレーレを助ける事を望み、グレイスとテオに全てを(※)託し誰に看取られる事も無く静かに消滅していった。
※人間界に存在する為のエネルギーを全て分け与えた。
コメント
悠理達の仲間としては、テオと共に最初の犠牲者である。
元々は死ぬ予定はなく、少なくとも第二章には登場予定であった。
――が色々とストーリーや設定の再調整している内に辻褄が合わない部分が出てきた為、レーレが祝福を奪われる設定になり、その過程で彼女を助ける為、その命を捧げることに。
尚、こうして死ぬ事が無ければ妹共々“眷属姉妹”で押し通すつもりだった。
名前をつけた事はある意味、無意識の内にした彼女達への供養だったのかも知れない。
誰が得するか解らないけど、彼女にもそれなりの設定があったのですよ!
――と激しく伝えたかった。
ちなみに俺的には結構気に入ってたキャラなので、死なせるのは苦渋の決断だったり……。
でも悠理の意識・精神を強くしていくのにはやっぱりそう言う演出が必要なんだよね……。