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勇者に転生したがスキル【調べる】しか使えず、全然強くないけど、頼れる仲間と魔王を倒します!  作者: 雨のち晴れ
勇者と王女編

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勇者は王女に発見される

アリスはエリス達と話しを終え、1人ヴィータの街中ををブツブツ言いながら歩いていた。


「全く、何よあの2人。何が『これから先アギトに近づくなとか、かかわるなとか、アギトが勇者って事を誰にも言うな』よ。意味わからない、全く。

そりゃ、私も悪かったけど、アギトも最初からすべてを話してくれても良くない?

何で偽名まで使ったのよ!全然意味わかんない!それにあのティファって女!何よ、自分は『アギトの婚約者!』とか何であんなガキがアギトの婚約者なわけ?納得できない!」


アリスは、ティファが自分と同じ年だとは知らなかった。


「そりゃ、私よりも多少は胸も大きいわよ!多少ね!でも、顔は私のが全然可愛いんだから!」


そんな独り言をブツブツ言ってるアリスに、4人の男性が話しかける。


「うんうん、わかるわかる。そんな子より、君のが全然可愛いよ!」


「だからさ、そんな子ほおっておいて俺達といいことしない?どうせ暇でしょ?俺達も暇なんだよ!」


「はぁ?誰に向かって口聞いてんのおじさん。自分の顔を1000回鏡で見て、それから教会で1億回懺悔してから話しかけてくれない?」


「何だとこのアマ!人が下手に出ればいい気になりやがって!」


男は、アリスの手を無理やり取り何処かに連れて行こうとしている。


「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!誰か助けて!私はこの王国の第3王女、アリス・ライコネンよ」


「おいおい、なんだなんだ?」


「この国の王女様が助けを求めているぞ!?」


「と、とりあえず、助けないと。」


「そ、そうだな!おい!お前達、何をしている!?その子が嫌がっているじゃないか?手を放せ!」


「チッ、ずらかるぞお前達!」


「「「お、おう」」」


「覚えてやがれ!」


「べーっだ!一昨日来やがれ、三下が!」


「き、君、だ、大丈夫?」


「あ!ありがとうございます。危ない所を助けていただいて。」


「い、いや別に。それより君はこの街には初めて来たの?よ、良かったら僕が案内するよ?」


(うわー、こいつもろくな奴じゃないわ。この世界には、もっとマシな奴は居ないの?そう、例えばアギト様とか。い、いや、べ、別にアギト様がカッコイイとか、好きになっちゃったとかじゃないんだから。こ、これは・・・そう、例えよ!例え話!全く、あたしったらなんて事を考えているのかしら。私が、アギト様に恋する何て100%ありえない!)


「あの・・もしもし?」


「おい、聞いたかよ、アギトさんの事!」


「あー、聞いた聞いた!やっぱスゲーよなあの人!」


「!!!」


「アギト様!?何処?何処よ!?何処に居るの?」


「あの・・・・・。街の案内は・・・?」


「うるさいわね!私に気安く話しかけないでよ!このくそ雑魚が!」


「ガ―――――――――――――――――――――――ン」


「こうしちゃいられない!一刻も早くアギト様を見つけ出さなくてわ!」


「見てなさい、勇者アギト!あなたを必ずあたしの夫にしてあげるんだから!うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ。」


猛ダッシュで、その場を後にしてライザまで戻ったアリスは王城までやってきた。


「お父様!お父様!」


「何じゃ、想像しい。何だアリスか・・・・・ってアリスその顔・・・・・。」


「はい、治りました!これも、勇者アギト様のおかげです!」


「勇者アギトだと!?何という事だ・・・・。医者からはもう治らないと言われていた顔の痕が・・・。」


「顔だけじゃありません!体中の痕、それから傷口まできれいさっぱり消えています!」


「な、何と!誰か、ヴィクトリアを呼んで来い!今直ぐにじゃ!」


「「「はい!」」」


そして、王さんに呼び出されヴィクトリアも合流した。


「おぉ、アリス・・・・・。本当に良かったな。」


「兄様、泣きすぎです!」


「バ、バカ野郎!な、泣いてなんかいない!こ、これは目にゴミが入っただけだ!」


「はいはい、わかりましたよ!」


「んで、アリスよ。先ほどは急いでおったが何かあったのか?」


「はい、実は探してもらいたい人が居ます!」


「探す?あぁ、アリスを助けたと言われるワタルって男か!」


「はい、ですが本名はアギトって言う勇者様なんです!」


「「なにぃ――――――――!」」


「アリス!それは本当なのか!お前を助けたワタルって言うのは、本当に勇者なのか?そして、俺よりイケメンなのか?」


「イケメンかどうかは分かりませんが、勇者だって事は間違いないです!」


「父上!一刻も早く、その勇者様を探して褒美を与えるべきです!我が、可愛い妹を助けてくださった勇者様に褒美を与えないなど、あってはならない事です!」


「おぉ!そうだな!金なら腐るほどある!何なら、全財産を渡しても良い!」


「何なら、我が娘を嫁に与えよう!いいな、アリス!お前は勇者様と結婚するのだ!」


「はい、お父様!喜んでお受けいたします!」


「よし、ではさっそく兵士を全員集めよ!そして、冒険者ギルドにも連絡だ!見つけた者には、報奨金1臆ゴールド出すと伝えよ!」


「ははっ!直ちに!」


「では、父上!わたくしめも、勇者様を探して参ります!」


「頼んだぞ、我が息子!」


「この命に代えても!」


「じゃ、私も探しに行ってくるね!顔は見てないけど、声は覚えているから!」


「ふむ、しっかりな!」


「はい!」


こうして、勇者アギト包囲網がライザまで及びライザ周辺の街までも敷かれたのだった。まずアリスが向かったのは、街の酒場だった。ここで、情報を得ようという考えだ。


しかし、誰もアギトと言う人物を知らない。やはり、今でも偽名を使っているのか。だったらワタルで探してみよう。そう考えたアリスは次に、宿屋に向かった。


冒険者なら、必ず宿を取っているはずだ。しかし、個人情報という事なので教えられないと言われた。


仕方なく、今度は冒険者ギルドに向かう事にした。そしたら、ここでの登録は無いが、アリスが連れ去られた時にアリスの特徴を教えてくれと言う人物が居たことが判明した。


アリスは、その人物がアギトだと睨んでいた。そして、アギトがギルドに入ってくる。


「すみません、ここでの冒険者登録をしたいのですが。」


ビンゴ!アリスは聞き覚えのある声がして、アギトの近くに行く。そして、更に聞き耳を立てる。


「おう、兄ちゃん!久しぶりだな!元気にしてたか?」


「この前はどうも!ちょっと用事があり、この街に居ませんでした。なので、今日正式にこちらでの冒険者登録を済ませようかと。」


「なるほど、直ぐに出来るから待ってな!それと、冒険者の証を貸してくれ。」


「はい!でも、見ても決して声をあげないでください!」


「ん!?訳アリか?まぁ、いい!了解!えっと、名前がアギト・・・勇者?」


「しーっ!声が大きい!」


「おっと、いけね!しっかし、あんた第3王女に何かしたのか?」


「え!?」


「いや、街全体が兄ちゃんの事を探しているんだよ!何か良からぬ事に、首を突っ込んだか?」


「いや、全くをもって知らんな!そーいえば前に言ってた、第3王女ってのは見つかったのか?」


「あぁ、見つかったは見つかったが・・・・。」


「まぁ、なら良かったじゃないか!」


「それは良かったんだが。今、兄ちゃんの横に居るのがその第3王女何だが・・・・・。」


「へっ!?」


アギトは恐る恐る横を見る。そして、身なりの整った小柄の女の子を見つける。


「ようやく見つけたわよ、勇者アギト!」


アリスの大声で、アギトに注目が集まる。


「え!?勇者?」


「あの青年がか?ほんとかよ!」


「信じられないわ!うちのパーティに入ってくれないかしら?」


「げっ!アリス!なぜ君がここに?」


「なぜ君がここにですって?そんなの決まってるじゃない!あんたを探し出すためよ!偽名まで使った勇者アギト!」


「探し出すって・・・。ってか、すまんアリス。場所を変えよう。何かとてつもなく嫌な予感がする。」


「そう言ってまた逃げるんでしょ?知ってるんだから!でもね今回は逃さないわよ!覚悟しなさい!」


「い、いやじゃなくてだな。このままじゃギルドが・・。」


アギトは前回のヴィータでももめ事を懸念していた。もう、あんな思いはこりごりだと。


そして、2人はギルドを後にして街中の昼間からやっている酒場に行くこととした。

【職業 低ランク戦闘職】

見習い剣士 見習い騎士 見習い斧戦士 見習い槍戦士 見習い弓使い 見習い魔法使い 見習い闘士 見習い魔物使い 見習い銃使い シーフ 司祭 蛮族 

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