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勇者に転生したがスキル【調べる】しか使えず、全然強くないけど、頼れる仲間と魔王を倒します!  作者: 雨のち晴れ
大都市ヴィータ編

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勇者は模擬戦を行う

遂に始まった、アギトの強さを測る模擬戦。ネロは手始めに、骸骨騎士を5体召喚する。アギトはすぐにスキルを使って骸骨騎士の情報を得る。


【スキル 調べる】


【骸骨騎士 得意技→特になし 性格→学習意欲が高い 弱点→打撃→爆発系スキル 魔石→✖】


「ふむ。なるほど。」


アギトは、アイテムボックス入っている木刀2本を召喚して、手始めに木刀での攻撃を試みる。一気に加速し、一番手前に居る骸骨騎士の腰を目掛けて木刀を振るう。


しかし、骸骨騎士は左手に持つ鋼製の剣でアギトの攻撃を受け止める。すかさず、アギトは左腕の木刀で骸骨騎士の顔を目掛けて上段から打ち下ろす。


骸骨騎士は右手に持っていた盾でアギトの攻撃を止める。すると、すぐに左右に居た骸骨騎士がアギトに近寄り剣による攻撃を仕掛ける。


アギトはその攻撃を各木刀で受ける。木刀に骸骨騎士の鋼の剣が少しめり込む。めり込んだ剣をアギトは強引に払いのけすぐさま両方の骸骨騎士に突きをするのだが、骸骨騎士はその攻撃を盾で受けると、アギトの木刀が折れる。


「まぁ、そうなるか。」


(ひび)の入った物ほどもろい物は無い。


アギトは後ろに飛び、骸骨騎士と距離を取る。


「どうしましたアギト様、その程度ですか?」


「うるせー、まだまだこれからだ!」


次にアギトは、背中に背負っていたショートボウを手に取る。そして、アイテムバックからオイルの入った瓶を取り出し、中央に居る骸骨騎士に投げつける。


骸骨騎士は、その瓶を盾で防ぐ。防がれた瓶は割れ、辺り一面にオイルが巻き散る。


「今だ!」


アギトはすぐさま、あらかじめ火の札結び付けていた矢を召喚して、魔力を込め中央の骸骨騎士の地面に向けて矢を放つ。


着弾と同時に、火の札の効果が発動しオイルに炎が引火する。辺り一面が炎の海になり、骸骨騎士が燃えた?ように見えたのだが、骸骨騎士は多少焦げてはいるがさほどダメージが無い。


「クソっ。やはり相手が骨だとさほど効果はないか。」


今度は、骸骨騎士達が一斉にアギトとの距離を詰めに来る。

アギトは慌てず、更に2本の木刀を出して打って出る。


ここまでの戦闘を見ていたエリスが、


「作戦は良かったけど、骸骨騎士に炎は効かない。さぁ、ここからどうでる?アギト様。」


「アギトさん・・・・・。」


両手を握りしめ、アギトの勝利を祈るティファ。


骸骨騎士達の攻撃を木刀で受けるのではなく、ただ単純に躱し続けるアギト。5対1の状況でも、冷静に骸骨騎士の攻撃を見極めギリギリで躱し続け反撃のチャンスを伺うアギト。


すると、アギトは一瞬のスキをつき1体の骸骨騎士の膝の関節を狙って木刀を横に薙ぎ払う。


その攻撃は、骸骨騎士の左足の骨を砕き右足の膝の関節をも砕く。両足を失った骸骨騎士はその場に崩れ落ちた。そしてアギトはすぐに後ろに下がり距離を取る。


「全力の攻撃でやっとか。おかげで右腕がまだ痺れてやがる。」


「なかなかやりますね。でも、まだ1体倒しただけ。あと4体居ますよ?どうしますか?降参しますか?」


「冗談は寝てから言え!こんな事で諦めていたら魔王なんか倒せやしねーよ!それに、これじゃ一緒について来てくれるティファを守れねーだろうが!」


「アギトさん・・・・・・。」


「良かったわね、ティファ。アギト様はちゃんとあなたの事を考えてくれてるみたいよ。」


「はい!ですので、今すぐ結婚式の準備をしてきます。」


「何を言っておられるのですか、ティファ様。ダメに決まっているでしょう。」


「ええええええええええええええええええええええええ!」


「あらあら、せっかくの雰囲気が台無しね。」


「まったくですね。ティファ様はどんだけアギト様に心酔しているのでしょうか。」


「ティファは、他の異性がゴミにしか見えないくらい心酔してるんでしょうね。まったく、ティファがこんな子だったなんて」


「まったくです。」


その頃アギトは、


「次で、終わらせる。行くぞ」


アギトは再びショートボウと冷気の札が結ばれた矢1本と水の札が結ばれた矢を3本だし、まずは水の矢に魔力を込め中央の骸骨騎士に向けて放つ。


すると、先程と同じく盾でガードする骸骨騎士。その瞬間、水の札の効果が発動して、骸骨騎士達はずぶ濡れになる。そして、冷気の矢に魔力を込め、骸骨騎士の頭上に向けて放つ。


そして、冷気の矢が骸骨騎士の頭上に来た時に効果が発動して骸骨騎士の周りが冷気に覆われ、骸骨騎士達が一瞬にして凍る。


凍った骸骨騎士に向けアギトは爆発の札が結ばれた矢を3本骸骨騎士に向け放ち、骸骨騎士の目の前で効果が発動した。


そして、大きな爆発が起き骸骨騎士達は粉々になる。


「そこまで!」


エリスが骸骨騎士達を再起不能とみなし、アギトの模擬戦は終わりを迎えた。


「よしっ」


【パチパチパチパチ】


「お見事です、アギト様」


「いやー、疲れた。やっぱり俺には近接戦闘は無理だ。」


「そうですね。せめて鋼の剣ぐらい装備出来たら前衛も出来たでしょうけど。」


「だよなぁ。木刀じゃたかが知れてるんだよな。」


「はい。ですので、これから行うティファ様がブレイブハートの要になります。」


「私がブレイブハートの要・・・・・・・・。」


「そうです。アギト様は、後方支援型。ですので、ティファが攻めアギト様が隙を突き後方から攻撃もしくは支援する形がベストになります。ですが、あくまで御2人しか居ない状況での事です。もう1人前衛か魔法職の者が入れば話しは変わります。」


「なるほど。」


「では、続けてティファ様の模擬戦を始めます。用意はいいですか?」


「えぇ、いつでも平気よ。」


「では始めましょう。」


そう言うとネロは、一体のドラゴンスケルトンを召喚した。


「え!?骸骨騎士じゃないの?」


「違いますよ。ティファ様では骸骨騎士など瞬殺でしょう。ですので少し上のモンスターを召喚しました。」


「いや、少しどころじゃなくない?」


「まぁ、3ランク上と行った所でしょうか。では行きますよ」


「ちょっ!」

【人物紹介7】

名前→ネロ 職業→ネクロマンサー 冒険者ランク→S アギトとの出会い→アギトの強さを測る為に天使の宴の訓練場で出会う 武器→デスサイズ(鎌) 年齢→28歳 性別→男 身長→181cm 体重→75kg 髪→黒でミディアム スキル→アンデッド召喚術 クラン→天使の宴 その他→いつも眠そうで、負のオーラが漂っておりやる気がない。今までの人生で、本気の力を見せたのは片手で数えられるくらい。

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