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天啓の海  作者: 古寂湧水こじゃくゆうすい
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ロシアの初春の山菜の天ぷらと、モツナベに舌鼓

おいしそうな猪鍋ですね。

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[なるほどあそこは歩合給もあるようなので気合が入るわな。お公家さん集団のJ〇Bは、勝てないんじゃあないのかな。]


真[そのようですね。ただいずれの会社も、社運をかけて必死にやってくると思いますので、私共は明日香の客とEU圏の観光会社の対応、それに状況を把握して新商品の開発ですね。


前からやっているロシア圏と満州に内モンゴルへの相乗り、それからチベットとブータン、それにタワンゴンパのアルチャナルの商品が追加になりボリュームが出てきましたので、私共の仕事がほとんどのようです。]


[たぶん観光の仕事以上に、大手の会社の出張の仕事に喰い込むと思うな。ルートが固まれば続くから。]


[それから参謀長との視察を組んでくださって、ありがとうございます。いろいろ廻るようです。]


[半分遊び感覚でいいですと言ってありますけども、公務ですので0・8倍の手当ては出ます。カンボジアやラオスの方まで行ってもらったらどうですか。500万坪の所を面白がるかもしれんな。]


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真[そうですね。2人共に釣りが好きですので、ダムを取っ払って200年前の魚影になったメコン川は魅力的でしょうね。


ルアンパバーンと共に薦めてみます。それではこの辺で失礼をさせていただきます。]


[久しぶりに露死阿の木工所の所に行ってみようか。蕨が取り放題で湖の周りにタラの芽にフキノトウもたくさんあるようだし、マスは27cmで少し小さいが良く釣れているそうだぞ。]


サスケ[山菜の天ぷらもおいしいですよ。3人のロシア視察で鍛えてありますから。]


[わかりました。明日、志野さんと子供たちを連れて行きますので、準備をしておいてください。]すず[久しぶりですので楽しみです。]


翌日、50,000ccの車を2台連ねて南露死阿とジョージアの国境に近い。木工工場や家具工場それにキノコ工場が立ち並ぶ別宅にやってきた。


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すぐに歩いて30分程の小さな湖の側に立っている一軒家に近づいて声をかけてみた。中から子供達3人と奥さんが出てきた。今日は土曜日なので学校はお休みである。


奥[どうぞお入りになってお茶でも飲んでください。主人は仕掛けた檻の罠を見回って間もなく帰ってきます。][犬は猟で役に立っていますか。]


[猟は今月でお終いですが、平日は罠で土日は鉄砲です。王様がお見えということですので切り替えて罠を見に行きました。何かかかっているといいんですけれどね。


犬2匹は2歳になりましたので、ほとんど一般の成犬と同じような活躍をしているそうですよ。200kgの猪にもまったく怯まないようで感心していましたよ。]


そうこうしているうちに、父親が30kg程の締めたウリ坊を担いで戻ってきた。


[どうもいらっしゃいませ。小さいのがかかってましたので、モツ鍋にでもしましょうか。味噌はありますので。あとはこごみとタラの芽それにフキノトウの天ぷらです。]


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[調理係がご飯を炊いていますので、山菜を採ってきますね。僕たち案内をしてくれるかな。][すぐそばで採れるので、一緒に来てください。]


200メートル先の小高くなっているところにタラの芽がたくさんあったので、10分ぐらいでフキノトウにチェンジした。


ロシア人はフキは食べるがフキノトウを食べる習慣が無いので、親父の社長が明日香人からでも教わったのであろう。


長男[これが行者ニンニクでこっちがクマニラです。肉との相性がとてもいいので一緒に料理します。こごみは蕨と似ていますが緑が濃いです。それとアクを抜く必要がありませんのでそのまま料理ができます。]


親父さんはすぐに猪の解体に行った。バケツにモツを抜き出し、熱湯をかけて毛を金ブラシで抜いているが肉がまだ新鮮なのですぐに抜けているようである。


1週間ほど熟させてから食べるようである。持参のビールとジュースで乾杯である。芋焼酎も用意されている。


275

新鮮な味噌味のモツナベに行者ニンニクにクマニラ煮込みは好評のようだ。


すず[モツがとても新鮮でこの2種類の野草も引き立てていますよ。]チヨ[この野草はモツによく合っていますね。


牡丹鍋も美味しいですが、こちらの方が深みがあるとともにほっとする庶民の味です。]


昴[とてもパワーが出てきそうな感じで、ボクは行者ニンニク入りのこの鍋がとても好きです。]


料理人がフキノトウとタラの芽に、こごみの天ぷらを持ってきた。長男[うちではいつも醤油と大根おろしのつけ汁ですけれど、この専用の汁に大根おろしはとてもおいしくなります。]


サスケ[これでいいなら10本新しいの揃えようか。”ムッ”どうぞ。]

家族たちは目をパチクリさせている。娘[オジサンすごいね。魔法が使えるの。]


奥[この専用タレはスーパーでも売っていなくてとても助かります。]親父[それからバイカル湖の所の私の友人の村に、銀杏の木を植えていただきましてありがとうございます。とても村が潤ったようです。]


王様がプレゼントした子犬も、成犬になり活躍しているようです。

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