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第2話

大きな歪みを感じ3秒間、地球の地表に着いた。

どうやらここは、俺が通う事になってる高校の通学路らしい。

んな事を考えてると、右からものすごいスピードで、走って来るやつがいてもう数センチと迫ってた。

無理もない、転送装置を使って地表に着いてから何秒かは、姿が見えないように設定している。

そして俺と彼女は、衝突した。

「イテテ、ごっごめんなさい。

」 「大丈夫大丈夫って、お前が大丈夫じゃねーじゃん!」 彼女は、膝が擦りむけてた。

「おいお前どこ校だ?」なんでそんな事を聞くんだろう?と思ったんだろう。

「えっ?遊楽高校だけど、君その制服遊楽校のじゃないの?」 (しまった〜まさかコイツが遊楽校の生徒だったとわ〜) 「もしかして転校生!?」 「えっあ〜そうそう転校生!」(あぶねーあと少しで変な事に、なるとこだった〜話そらそっ) 「でなんで、走って来たんだ?」 「あっそうだ!遅刻しちゃう。

でもこの怪我じゃ...」 「よし!俺の背中に乗れ!」 「えっでも...」 「なんだ?遅刻したいのか?」 「じゃあお願いします...」 彼女は、かなりの赤面になりながらも俺の背中に乗った。 「じゃーちょっと目を閉じててくれ。」 「?わかった」 の瞬間に魔術を使い時間修正と空間移動を行った。 「もう開けていいぞ」

「速い。あれ?時計見間違いたかなー?」 「さーな。それじゃじゃーな。俺は、職員室に行かないと、いけない。」 「待って!」 (おいまさかいまさら、さっきの何?とか聞くんじゃないだろうな。) 「君の名前は?」 「斉藤悪圖」 と教えてやった。 その後の事を話すと、俺は、職員室でなんか書類を書かされ、いろんな事を聞かれたりした。とりあえずの事を話すと、俺のクラスは、1年3組と言うことと俺が、文芸部に入る事にしたと言うくらいだ。 何故、文芸部に入ったかと言うと、あまり目立った行動からを避けるためだ。 教室に入ると、学級委員長からの言葉とか、いろいろあった。昼休みになり担任の岩島が

「坂柳、新入りを校内案内してやれ。」 「なんで俺なんすか」

「学級委員だからだ」

「たくっついて来い」という事で俺達は、校内を見て回る事にした。 「お前なんでこんな所に来たんだ?」 「親の転勤で」 「へー仲間が離れて悲しいだろ?」 「仲間なんていなかった」 「・・・悪い事聞いたな」 「別にいい」 そんな感じで時間が過ぎてった。 そして放課後 俺は、早速文芸部室に向かった。 (ここが文芸部室か)そして扉を開けて見ると。 「あ・・・」 何処かでみたやつがそこいた。 「や〜またあっちゃったね」 (なんなんだ〜このべたな展開は!) 「てか部室お前一人だけど、他の面子は?」

「いない。私一人しかいない」 どうやら部員は、コイツだけらしい。 「んじゃー今日で二人になるな」 「え?」 そして言ってやった 「今日から俺は文芸部に入部します」 「・・・・・」 沈黙が続いた。 「ホントにっ!?」 「本当だ、嘘ついてどうする」 「ホントに、野球部とかサッカー部に入らなくていいの」 「性別差別は、よろしくないよ」 「そうだよね。それよりありがとう。あと、一週間で廃部だったんだよ。」 「それは、俺にとっても危なかった」 「あれ、もしかしてスポーツ苦手だった?」

「そーいうわけじゃない。ただ目立つ事が嫌いなだけだ」 「へー変わってるね」

「でこの部では、なにをすればいいんだ?」

「へ?基本的には、本を読むだけだけど」 予想通りだ、目立たなくてちょうどいい。 「んじゃー下校まで時間があるし、読書といきますか」 「とっその前に自己紹介。俺は、済んでるからいいとして、お前の名前は?」 「私は、霧島冷花ですよろしくお願いします」 「こっちこそよろしく」 その時、下校のチャイムが鳴った。 「自己紹介で終わっちゃったね」 「そだな」 「帰ろう」 そして俺達は帰ることに。 帰り道で 「なんで悪圖はこの学校に来たの?」 いきなり呼び捨てかと思いながらも答える。

「名前からして楽そうだったから」 「だよね、私もそれではいったの」 「それで文芸部に入ったんだけど、この学校体育系の人ばかりで私一人だったんだけど」なんかためらいが見られたので俺が言ってやった。 「俺が入って来たと」

「うん」 霧島は、とても喜んだ表情で返事をした。 「んじゃー俺の家こっちらしいから」 「そうなんだ。じゃーまた明日」 「じゃあな」 そして俺は、地図的なやつを見て自分の家に向かう。 一分も経たないうちに家に到着。学校の裏にあった。 見てみるとちゃんとした二階建て、普通の一軒家だった。 中に入って見ると、俺の家にあった物がかなりあった。早速通信機を探して見ると、二階の寝室にあった。 「こちら悪圖、鎌鬼応答してくれ」 数秒、間があって 「こちら鎌鬼。や〜や〜頑張ってるようで」

「おかげさまで」 「どう?地球の調子」

「いたって普通だけど」 「そうか。俺がなんで遊楽高校に送りこんだかわかるか?」 「青春的学園生活を送ってもらうためか?」

「あいにくそんな理由じゃない」 「じゃー何」 「魔本があるからだ」

「なに!?」 「しかもかなり強力なのが」 「早く言え」 「アステカの魔本だ」

「アステカの魔本...」 アステカの魔本とは、魔力を必要としないが、かわりに術者の生き血を使用することによって発動できる代物だ。 「でそれをどうしろって?」 「破壊、または強奪を」 「相手が人間だったらどうする」 「場合によっては殺してもいい」 「は〜まったく嫌な役はいつも俺だ」 「そう言わずにじゃー頑張って」 「へいへい」 翌朝俺は、学校に行き普通に授業を受けて、休み時間になる度に校内を探し回った。しかし見つかることなく、しょうがなく部室に行った。霧島は、いないのかと辺りを見回すといた、いや違うな正確にはあっただ。 そう、魔本が。 俺はすぐさま魔本を手に取った。と、その時部室のドアが開いた。(こんな早くくるとは、なるべく見つからないうちに、拝借したかったんだが) そこには驚愕的な表情を浮かべた霧島が立っていた。 「何してるの?」 「いや〜読む本がなくて本棚見てたら面白そうなの見つけたから」

「それ面白くないから他の読んで」 「それは読者次第だろ俺は、これを読むよ」と中を開こうとした時一本の手がそれを止めた。 「早く戻して!」 いつもじゃ有り得ない位の荒げた声が、俺の耳に届いた。 「その様子じゃこれがなんだかわかってるようだな」 「・・・・・」 「これで何をした?」

「母親を助けただけ」

「私のお母さんは、去年ガンでもう治らない状態におちいったの、そして私はどんな方法でもいいから母を治す方法を調べ始めたの」

「でコイツにたどり着いたと、でも何処で手に入れた」 「わからない突然その本棚に現れたの」 「へ〜」 「さっきから思ってたけど、私の言動に疑問を持たないの?」 「その内わかるさ」 「それよりこれ、使い終わったんだったら回収しますぜ」 「別にいいけど、私を抹殺とかしなくてもいいの?」 「ハ〜せっかくできたダチを殺すほど俺、悪じゃないし」(こんなとこで捕まりたくないし) 「ありがとう」 「そこ感謝するとこ?」 と、時計を見るともう下校時効だった。 「帰んぞ」 「うん!」 帰り道 「はー精神的に疲れた〜」 「明日も学校だから、五月病とかで休まないでね」 「へいへい。それに渡す物もあるしな」 「えっ何?」 「本好きだろ?だから新しい本を授けよう」

「ありがとうって、ポイント稼ぎじゃないよね」 「ここはギャルゲーかっ!」 「まっどちらかと言うとマイナスポイントにあたるな」 「マイナス?」 「まっ明日のお楽しみと言うことで」 「んっじゃあな」 「また明日〜」 と別れを告げ家に帰った。 家に着くと早速アイツと連絡をとった。 「いや〜お疲れさん」

「おう。ちゃんと持って来たぞ」 「さすが、じゃー早速こっちに送っちゃって」 「その前に魔本と魔力発生薬を送って、理由を聞くな」 「?わかった」 「それより今回の件誰かが裏で仕組んでるやつがいる」 「あー俺も思う」 「そいつを捜して拷問してほしい」 「捜してって世界は広いんだぞ」 「まっ頑張って君ならできるっ、あっさっき言ってたやつもう届いてると思うから」 「おっおいっまてっ」切りやがった。これだからガキは。 まっそのうち見つかるっしょ、犯人なんて。ちょうどいいパートナーも見つけたしね。

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