その仕事の名は『薬草採集』
▽▲▽▲▽▲▽▲▽トシ視点
「俺のレベルが50になったら、スィリディーナの調査を開始する。本当ですね」
「ドル。お前に嘘付いたって意味が無いだろう。約束する。喋って無いで薬草採集、薬草採集」
「はい」
レベル1で同行されても正直邪魔なだけだ。私は、息子ドルに1つの提案をした。
遺跡調査の旅を開始するのは構わない。だが、今のお前では邪魔にしかならない。レベル50まで上げるのを待つから50に成ったら旅立とう。それが嫌なら、私は母さんと2人だけで旅に出る事にする。お前は留守番だ。
と、……。
そして、現在、ドルは、薬草採集のクエストをオーダーし、家があるルシミールの森の中で薬草採集の真っ最中だ。
勿論、王都の冒険者ギルド支部でドルの冒険者登録を済ませてある。そして、登録したばかりの彼は冒険者ギルドランクNだ。薬草採集でレベルは上がらない。レベルは魔物を討伐した時にしか上がらない。それが、この世界の常識だ。1つの例外を除いては……。
薬草採集中に魔物に襲われ無い様に、ローザが周囲を警戒し近付く魔物を次から次へと討伐する。≪≪薬草採集≫≫初心者クエストにギルドランク【SSS】の冒険者が警護に付く。全く持って贅沢な話だ。
クエストはコンプリートすれば良いそんな簡単な仕事では無い。仕事には質が求められる。短い時間だから……否。沢山処理したから……否。それは質の内では無いやれて当然の事だ。だが、やり過ぎてしまっては、それが日常化し常に求められる様になってしまう。これは、処理する側にとっては拷問でしかない。他者によって勝手に望まれ上げられてしまったハードルのせいで、勝手に失望され評価を下げられてはたまった物では無い。目立たずされど1つ上を目指しコンプリートする。それが長く同じ道で糧を得たいと考える者にとって重要だ。職業における技量と言って良いだろう。私は息子ドルが採集する薬草の確認所謂鑑定を手伝っているのはその為だ。ギルドランク【My】の冒険者である私が指導する薬草採集。全く持って贅沢な話だ。
そして、先程少しだけ触れたレベルを上げる方法として、1つの例外がある件についてだ。
同じパーティーに所属している者なら、パーティーメンバーが討伐に成功した魔物の経験値を均等配分で獲得するのではないか。答えはYESだ。だが、これには幾つかの条件がある。それは……
①同じパーティーに所属する魔物に止めを刺した者と、対象者のレベル差が1以上50以下である。
②パーティーの所属の有無に関わらず、経験値を獲得する為には、必ず魔物の生命力即ちHPにダメージを与える。
③パーティーメンバーがリーダーの能力或いはスキルの上限適正統率数を超えた場合は、パーティーの経験値分配は行われ無い。
実は、意外にこの国この世界はシビアな世界だ。同じレベル同士のパーティーでは駄目。魔物にダメージを与えるだけの攻撃力が無くては戦闘に参加するだけ無駄。適正人数制限厳守。まさにソロ推奨の世界だ。
この世界で尊敬され敬愛されるヒーラー治癒治療を行う医者の様な職業。神官や巫女達の中に多く存在する。そしてヒーラーには、戦闘スキルや戦闘能力が無いに等しい者が非常に多い。レベルが1や2である事が多くヒーラーとして初心者のまま生涯を終えてしまう者が多い。人によってはヒーラーの適性を持ってはいるが開花する事無く生涯を終えてしまう。神様に縋り祈り拝むだけでは心身共にレベルも何もかもが成長し無い。まして空腹を満たし、争いを解決する事は100%不可能だ。
条件①は基本この世界の住人達は全員クリアしている。だが、条件②は戦闘に特化した者以外にとっては最悪の条件だ。それは、特化した者達の成長を妨げる事にも繋がり、結果的にこの世界の住人達はレベルが低くスキルや能力を持ち腐れしてしまう。
当然の事だと考える。後方支援、補助、回復の効果が、戦闘により受けたダメージよりも限り無く低い物だとしたら……。市販される回復アイテムで得られる効果は、ヒーラーのスキルや能力以下だ。
死等恐れ無い。と、豪語する兵士や騎士団達も、こんな状況下では恐れ無いのでは無く、簡単に死ねるというだけの話だ。死への恐怖を抱いた時には事切れる寸前であり騎士の精神には調度良いのかもしれないと考えてしまう。あくまでも言葉の綾であり、他者を中傷している訳では無い。
そして、条件③が実は意外に痛い。私がこの国に住み着いて約17年。今迄パーティーの人数制限に関するスキルや能力を持った者に会った事が無い。これは、パーティーは便宜上組んでいるだけで連携しようが何をしようが経験値は魔物に与えたダメージ分だけを個々其々が取得していると言う事だ。
では、パーティーとは何の為にあるのか、それは、クエスト中に入手した素材やアイテムや金を争わずに配分する。冒険者ギルド推奨の予防策としてだ。
因みに、私には【指導者】【統率者】【引導者】【引率者】のスキルがある。全てスキルレベルはS☆10だ。引率者をカンストした時に引導者を取得した。そして、引導者をカンストした時に統率者を取得した。指導者は統率者をカンストした時に取得した。
【Noスキル】 PT適正上限人数 自分のみ
【引率者】F PT適正上限人数+2(3人)
E PT適正上限人数+3(4人)
D PT適正上限人数+4(5人)
C PT適正上限人数+5(6人)
B PT適正上限人数+6(7人)
A PT適正上限人数+7(8人)
S PT適正上限人数+8(9人)
【引導者】F PT適正上限人数+10
E PT適正上限人数+20
D PT適正上限人数+50
C PT適正上限人数+100
B PT適正上限人数+200
A PT適正上限人数+400
S PT適正上限人数+800
【統率者】F PT適正上限人数+2千
E PT適正上限人数+5千
D PT適正上限人数+1万
C PT適正上限人数+2万
B PT適正上限人数+5万
A PT適正上限人数+10万
S PT適正上限人数+上限解除
【指導者】F ※補助魔法の効果2倍※
E ※経験値10倍集積※
D ※経験値10倍付与、没収※
以下:パーティーメンバーへの効果
C ※スキル&能力成長10倍※
B ※全ステータス値+50%※
以下:トシのみへの効果
A ※全ステータス値10倍※
S ※取得するスキル&能力常にMAX※
ローザと私のレベルは、99+11680で一緒だ。私達のレベルは一緒に入浴した時だけ上がる。気付けばいつも一緒に居る気がする。そんな状態になってから早16年強。経験値は貯まりに貯まっている。それこそ金と同じ位にだ。
レベルも金も、息子ドルに分け与えてやる事は簡単だ。だが、それは絶対に良い結果に繋がらないと確信している。地球と呼ばれる惑星の日本と呼ばれる国に住んでいた頃の私の教訓の1つだ。
▽▲▽▲▽▲▽▲▽
「父上。薬草10本採集して来ました」
「どれどれ、確認してみよう」
「はい」
私は、ドルから薬草を受け取ると、女神様からいただいた能力【☆接続☆】では無く、スキル【薬草採集】で手渡された10本の薬草を確認する。
【☆接続☆】で、詳細情報を確認し無くても、スキル【薬草採集】S☆10で何となく等級なら分かるからだ。
「ドル。10本とも通常級だぞ。ギルドに提出するのは特上級品以上だ。さぁ~10本探して来い」
「また、全滅ですか……」
「何かコツとかありませんか」
「慣れる事がコツの1つだ」
「慣れですか……分かりました」
ドルは、再び薬草採集を開始した。
私は、女神様よりいただいた腕時計の恩恵により、今回の薬草とは違う薬草だったがかなり稼がせて貰った過去がある。神級品を採集した事もある。
「トシ。周囲の魔物は全て討伐したみたいよ」
周囲の魔物を討伐しローザが戻って来た。
襲って来るかもしれない魔物からドルを守るのは、ただ傍に居るだけで採集の邪魔になるかもしれない。それならいっその事、周囲の魔物が襲って来る前に殲滅してしまえば。……そして走って森の中へ消えて行った。身体を動かしたかったのだろう。相変わらず元気な人だ。
「お疲れ様。どれどれ……≪ラダール≫…………7000m圏内にはまだまだ沢山居るみたいだけど、確かに近くには居ないみたいです」
「私、汗かいたわ」
「フル装備で走り回ったのは久しぶりだったね」
「そうね。身重の身体で戦闘は絶対ダメだってトシが言うから……ホント過保護よね」
「お腹の子供に生まれる前から厳しくしても意味が無いだろう」
「私によ」
「……そうですねぇ~感謝の気持ちとして、湯船への招待状を贈りましょう。帰宅したら入浴です」
「それ感謝なのかなぁ~……毎日してる事でしょう。違う気がするけどなぁ~……」
「そんな事はありません。古今東西、湯船への招待状は信頼と信用。友情や愛情を育む。その為のパスポートなのです」
「はいはい。裸の付き合いが出来る愛情や友情は生涯を通して財産になるのよね」
「その通りです。……」
「どうしたの」
「魔法のお湯も、自作した浴槽も、最高の入浴をエスコートしてくれています。ですが、やはり何かが物足り無いのです」
「温泉成分がぁ~ってたまに唸ってるものね」
「そうです。たまには温泉を満喫し、至福の時が必要です」
「私は、家の露天風呂の大きな桧葉の浴槽に浸かりながら、家族皆でゆっくりのんびりまったり、景色を楽しんだり、話をするだけで幸せよ」
「う~ん。日常の中の些細な事に幸せを感じ大切にする気持ちはとても大切です。ですが……」
「あのぉ~父上母上。薬草採集ですが、これクエストなんです。お風呂がどうこうと森の中でイチャイチャするのもどうかと思います」
「あらぁ~ドルはお母さんがお父さんに取られるのが嫌なのねぇ~16歳って言ってもまだまだ子供よねぇ~可愛いんだからぁ~もう」
「抱き着かないでください。恥ずかしい誰かに見られたら……」
「何言ってるのよ。この森は王家の森よ。トシと私の森。私達以外誰も居ないわよ」
「だからって、成人した息子に抱き着かないでぇ~~~」
「もう照屋さんなんだからぁ~」
▽▲▽▲▽▲▽▲▽ドル視点
粗悪級と通常級の見分けは付くんだけど……。それ以前に、ここいらに上物級や特上級や最上級や極上級の薬草って自生してるのかぁ~……。
粗悪級は1つも採集していない。籠に入ってる薬草は50本全て通常級。これより等級の高そうな薬草が見つから無い。
うん。……母上が戻って来た。いつ見ても可愛らしい可憐な美少女。美女と呼ぶには幼さを感じる。実年齢は35歳か36歳のはず……だが、父上と共に歩む道を選んだ事で不老の状態となり、私を産んでくれた時よりも少しだけ前の状態から容姿は止まったまま。気付けば私も成人1日目の大人の仲間入りを果たし父上や母上との差が無く成りつつある。それは見た目の差だけであり、あらゆる面で下回っている勇者。それが俺だ。しかし、母上は可憐だ。
「……そうですねぇ~感謝の気持ちとして、湯船への招待状を贈りましょう。帰宅したら入浴です」
「それ感謝なのかなぁ~……毎日してる事でしょう。違う気がするけどなぁ~……」
いつもの様に、裸を連想させる。恥ずかしい内容の会話を平気でしているのか……父上も母上ももう少し人目を気にした方が良いと思う。
▽▲▽▲▽▲▽▲▽
「あのぉ~父上母上。薬草採集ですが、これクエストなんです。お風呂がどうこうと森の中でイチャイチャするのもどうかと思います」
▽▲▽▲▽▲▽▲▽
始めてのクエスト薬草採集は終わらず、もう少しで夕方だ。
「まだ終わらないのぉ~~~」
母上は、ランチの後、食後の運動だと言い。小一時間程魔物達の討伐を行い。その後は、父上とイチャイチャしていた。
見た目に騙されてはいけない。父上は20歳位。母上は18歳位に見えるが、30代中半を過ぎた立派な大人。長男の俺(16)を筆頭に、次男ラズ(12)、三男トポ(7)、長女アルマ(14)、少し前に生まれたばかりの次女グラナ(0)。5人も子供が居る。
妹アルマは、王都にある【王立魔導研究所付属魔法学校】の最上級クラスに王宮から通っている。
弟ラズは、王都にある【騎士団付属指揮官養成寄宿学校】の騎士科の上級クラスに通っている。
弟トポは、弟ラズと同じ学校の騎士科の下級クラスに通っている。
王国の学校は、入学や卒業の年齢にそれといった決まりは無い。ただし16歳で強制卒業。卒業の資格を与えられるのは中級クラス以上。
俺は、5歳の時に騎士団付属指揮官養成寄宿学校に入学し、7歳で指揮官クラスを卒業した。勇者として転生した訳で、この程度なら嫌味では無く御愛嬌だと思う。その後、【王宮騎士団】別名【近衛騎士団】に入団し先日まで近衛騎士団に所属していた。近衛騎士団内の階級は、王族として扱われてしまう手前、団長や副団長や幹部達と同列の【上級騎士】。これでも、王城の王宮内の警備を任され、300人の部下が居た。
おっと、妹や弟の話に戻ろう。
学校は、【初心者クラス】→【下級クラス】→【中級クラス】→【上級クラス】→【最上級クラス】。そして【指揮官クラス】。完璧なる実力主義。
魔法学校の方は、【Nクラス】→【FEクラス】→【DCクラス】→【Bクラス】→【Aクラス】→【Sクラス】。Sクラスは、聖属性の魔法が使える者なら教会や国から月々給金を貰いながら向学の機会を与えられる好待遇のクラス。
▽▲▽▲▽▲▽▲▽
「ドルゥ~~~。終わりそうぉ~~~」
母上が、少し離れた場所から声を掛けて来た。
「ダメです。終わりそうにありません」
まだ、1本も達成していない。
「そっかぁ~~~。私も手伝う事にするわ」
「ありがとうございます」
やはり、母上は優しい人だ。
▽▲▽▲▽▲▽▲▽
「あっ。あったわ。トシこれって等級結構高いわよね」
「どれどれ……あぁ~惜しい。最上級品だ。これよりもう少しだけ良い感じの薬草が極上級品なんだ」
「惜しいわね……もう少し薬草を見比べて慣れる必要があるわね」
え……。最上級の薬草が俺の後ろにあったの……
「あっ。これは」
「どれどれ……おぉ~本日1本目来ましたぁ~。極上級です。流石ローザです。やりましたね」
「フッフッフッフゥ~。まぁ見てなさい。あっという間に10本よ。ほらドルもこっちに沢山あるみたいよ」
「え……」
俺、その辺りも確認したんだけど……どういう事……。
「あっ。あったわ。あっ、こっちにも……」
▽▲▽▲▽▲▽▲▽
「薬草採集って意外に楽しいわね。勢い余って12本も採集しちゃったわ」
「2本は、次の為に私が右袖に入れておくよ」
「お願いするわ」
「……母上、今日はありがとう」
「何言ってるのよ。慣れよ慣れ」
「慣れって……今日が初めてって」
「そうよ」
「ギルドに報告に行ったら。急いで戻って汗を流して、夕食にしよう」
「そうね。トシに賛成~」
「俺1本も採集出来なかったけど……コンプリートしに行って良いのかな」
「明日また頑張れば良いさ」
「そうよ」
「はい……明日も頑張ります」
そして、薬草採集の日々が続く事になる。レベルは1。据置のまま……
俺の両親はルシミール王国で最強。たぶん世界でも最強クラスの冒険者。勇者として転生したのは良いが、いったい何を手伝えば良い。幼い頃から見て来たが俺に手伝える事があるとは思え無い。
創造神様が1日だけ私用で別の神様に転生の業務を任せた時に、父上はその神様の手でミス転生した。
何がミスだったのか、父上を見ていても分からない。容姿に恵まれ、財力はTOPクラス。物理戦闘も非物理戦闘も意味不明に無敵状態。若くて美しい奥さん。数多くのスキルや能力や魔法や称号。信じられないレベルの高さ。
俺のレベルが50になったら旅に出る事にしよう。
かぁっ……。
俺が16歳になったら……。
俺のレベルが50になったら……。
結局、いつも、両親の邪魔をしているのは俺じゃないのか。……協力すると誓って転生したというのに……。
この日。母上が採集してくれた極上級を10本提出し、クエストをコンプリートした。初心者クエストにも関わらず、大銀貨10枚と大青銅貨4枚。買取って貰った薬草の売上が信じられない事になっていた。
▽▲▽▲▽▲▽▲▽
「ドル。一緒に風呂入るか……」
「止めとくよ。母上も一緒だろう」
「当たり前だろう」
「俺は、もう大人。いつまでも一緒に入浴出来無いって」
「16かぁ~。生まれた瞬間に喋り出した時には驚いたが、意外に普通に育ったな」
「勇者として転生しただけで、俺の基本スペックは父上と違って普通の人間」
「レベル1で、HPやMPが5000って異常だと思うぞ」
「レベルの上限が99の世界で、1万越えてる人に異常って言われてもな」
「トシィ~。ドルゥ~」
「ローザが呼んでるし、汗流して来るわ」
「父上と母上の入浴が終わったら俺も汗流す事にするよ」
「分かった」
父上は、母上が待つ露天風呂へと歩いて行った。
さてと、時間まで剣の稽古だな。
▽▲▽▲▽▲▽▲▽トシ視点
「ドルは……」
「素振りじゃないかな」
「そう。誰に似たのかしらね。ドルって真面目よね」
「私に似ても、ローザに似ても、あぁ成ると思うが……」
「それもそうね」
「なぁ~ローザ」
「ん」
「ドルの事何だけど、レベル上げは当然として、スキルや能力や魔法や称号。どうしたら良いと思う」
「……そうねぇ~……。トシが思う通りにやってみらたどうかしら」
「それで良いのかねぇ~……」
「今更焦っても意味が無いのでしょう」
「その通りです。……スキルや能力は、可能な限り自力で取得して貰う事にしましょう。後は臨機応変で」
「グラナだけど、王宮に預けたけど大丈夫かしら」
「先日生まれた王女様と一緒に寝てるだけだと思いますよ。明日もクエストの前に顔を見に行くし、帰りも顔を見に行くし、何なら泊っても良いし連れて帰って来ても良いし。何とでも」
▽▲▽▲▽▲▽▲▽
「しかし、入浴は癒されます。疲れが一気に吹っ飛びますねぇ~」
「そうね」
トシとローザのレベルが1上がった。
▽▲▽▲▽▲▽▲▽
『ブンブンブンブンブンブン』
レベル1のドルが振り下ろす剣が風を割く音が、ルシミールの森のルシミール湖の畔に微かに響いていた。
宜しくお願いします。




