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夏生詩集3

僕はそこにいなかった

作者: 夏生



どんな本を読んだのか

何の事を書いたのか

何を研究したのか

書いてある紙を暗記しました

今はおぼえていません


一つだけ思い出せるのは

先生の顔で

きれいな女の先生でした

夏休みの宿題を提出すると

先生は

かなしそうに見たのです

今にも泣きそうな顔で

くやしそう、だったのかも


絵日記

読書感想文

自由研究

お母さんに任せればいいの

と言われ

お母さんに任せました

お母さんは僕の知らない人に

任せました


僕が書いていない

僕の言葉

僕が描いていない

僕の絵

先生をかなしませたのか

よくわからないまま

過ぎていきました


何が悪いのか

わからないのです

今も









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― 新着の感想 ―
[一言] なんだか、私には とても暗くて重たい感じに想えました。 むぅ・・・ 『どんな本を読んだのか  何の事を書いたのか  何を研究したのか  書いてある紙を暗記しました』 この部分が、とても…
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