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「なんか、ドラゴンのわりには小さいな」


ルヴァトが淡々と言った。それは私も思っていたけど。


「馬鹿にすんな!これからうーんとでっかくなるんだよ!!」


アルトラをきつく睨みながら宣言している。


「君いくつ?」

「30センチだよ!!」

「いや、そっちじゃなくて」

「しるか!ドラゴンに年なんて聞くな!」


しばらくおもしろコントを干渉する。


「なあドラゴン」


ルヴァトがよびかけた。


「ヴライズだ」

「お前なんであんなとこにいたんだ?」


それは私も気になっていた。


「あなたはなぜ旅を?」

「強くなるためだ。今の目的はとりあえず魔王城あたりだが……」


魔王を倒して強くなるというのは男子のありがちな夢。


「奇遇だねオレも魔王城いこうと思ってたんだ」


アルトラがにこにこと機嫌よさそうにしている。


「だが魔王ならもう封印されてるぞ」

「なんだと!?」


ヴライズがショックを受けてうなだれる。


「まあとりあえず魔王城に向かう前にアクアルドで力だめしでもしたらどうだろう?」


アルトラが励ますように言う。


「は?」

「ああ、アクアルドには巨人族がいるから強くなるには向いてるな」


「ふーん。ならいってやるか」


私達は食事を食べがてらアクアルド行きの船へ向かった。


私は船の窓から夜に浮かぶ月を眺める。


「……え?」




―――いま月の向こうから人のような形の何かが降りてきたような。


「今夜は月が綺麗だね」


アルトラが言った。


「みんなは月と太陽どっちが好きなの?」

「俺は太陽だな。春のポカポカ陽気で眠くなる」


ルヴァトがあくびをしながらいった。


「オレは月がいいな。背が高いと太陽が暑くて」


アルトラは背が高いので椅子が座りにくそう。


「どっちでもいいだろ」


ヴライズが興味なさそうにしている。


「ヴァリハナは?」


どちらが好きかアルトラに問われる。


●私は太陽と月ならどちらが好きだろう?


→【月】

【太陽】


「私は月が好き」

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