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ヒーローにはなりません!  作者: ジャが
2/2

案外近くにユニットヒーロー

「おい!たかむらーニュース見たか?昨日また黒い悪魔出たらしいぜーで今回殺られたのは異次元忍者隊シノブンジャーと侵略異世界ニューワールドのギュウタウロスって怪人だってよー」

俺に話しかけてきているこいつ名前なんだっけ?

「昨日結局寝れなかったんだわー話しかけてこないでくれないか?」

俺は肩に乗ってるそいつの手を振り払った瞬間

ドカン

目の前の建物もとい大学の校舎が爆発した


そいつは何を思ったのか校舎に走りだした


俺はとりあえずゼミの論文が入ったパソコンとおきっぱのメモリーを取りに急ぐ

その時にどめの爆発

周りには学生や教員が集まってきて爆発した所を見上げている


そこから熔岩をモチーフにした怪人とコウロギをモチーフにしたヒーローが降ってきた


ヤバいと思った学生や教員は逃げ出す


俺は黙ってグローコゥエンに変身した


「アクアマリンセット」

手の甲に水色の石が浮かび上がる


「アクアカッター発動」

拳を握りしめ力を込める

両手が水でできた刃に変わる

「ダイヤモンド付属」

刃がキラキラと煌めき始める

そのまま両手を広げ

ヒーローと怪人の間を駆け抜け

「争いは何も生まねー」

ズドン

爆発する怪人

ヒーローは交わしたらしい


「お前は何者だ!」

ヒーローは俺に問いかける


「俺はグロゥコゥエン、平和を望む者だ!」


名前?そんなもんこっちは聞くつもりはない

「私は新型超チェイサー3正義のヒーローだ!お前の噂は知っている!なぜ怪人だけでなくヒーローを狙う?正義の側だろ!」


正義の側って俺はそんなつもりはない

そもそも怪人もヒーローも俺にしてみれば力をもった恐怖の象徴でしかない、まぁ俺自身も含めてだがなぁ

「あははハハハそれは違う、俺は俺の望む平和に立ちはだかる者を潰しているだけだ正義なんて大それたモンじゃない。そしてお前が俺の前に立ちはだかるなら砕く、それだけだ」


さぁ向かって来るならこっちも迎え撃とう


「なら私はお前を攻撃しない!それでお前は俺に攻撃を仕掛けて来ないんだな?よし!なら私は帰ろう」

その時

バシュッ

俺の頬をかする弾丸


「天眼起動、後方10メートルに5人編成型ヒーローユニットか」


チェイサーはアチャーと言わんばかりに頭をおさえている


俺はヒーローユニットの方に身体ごと向ける


「ジーレッド」

「ジーブルー」

「ジーイエロー」

「ジーグリーン」

「ジーグハッ」

とりあえず黒いのを固く握りしめた拳でぶん殴る

「「「「ブラックー」」」」

「あぶねーだろーが!」

ぶっ飛ぶ黒に走り追い付きかかと落としをする

「ふごぁっ」

俺はそのまま黒に馬乗りになり

「お前だろ?今俺を撃ったのは?なぁー!」

俺は黒いのの胸ぐらを掴み引き寄せる

「ちっ違う、俺は撃ってない!撃ったのはレッドだ!」

ホゥホゥ

「そいつは悪かったなぁーならお前帰っていいぞ?いや少し手伝ってくれや」


「あぁいやっておい!」


俺は黒の両足を掴みぐるぐるとジャイアンスイングを始める


「やッやめろお前を狙ったのはそいつじゃねー俺だッゴフッ」


タイミングを見計らって黒の足から手を話す


見事にレッドのみぞおちにブラックは頭突きを噛ましてそのままレッドを巻き込み飛んで行くそして校舎の壁にあたる


「はぁーなんで俺はいつも巻き込まれるんだろうなぁーただ平和に暮らしたいだけなのに」


その場にいる全員がどの口が言ってるんだと心の中でつっこんだ

「よくもレッドとブラックを!」

緑が叫びながら俺に剣のよう武器を構える

「すきあり!」

ゴシャ

俺は後ろから接近していたバイクを掴みグリーンに投げつける

コーロギと緑が仲良くつぶれた

後2匹

俺は青タイツと黄色タイツにゆっくりと近づく

「ジーサンダー!」

黄色タイツから女の声が聞こえると同時に黄色の両手が電気を帯びる

「トルマリン機動!」

俺の全身も電気を帯びる

殴りかかってくる黄色の拳をよけ黄色の胸に拳を叩き込む

「なんで!ヒーロースーツは電気をとおさないはずなのに!」

俺は蹴りをを何度も何度も叩き込む

「俺のレポート俺のレポートあー努力がぁお前らのせいだー」

最初はゴホッガハッとか聞こえていたがやがて静になる

「次青いのか?」

俺は右手に掴んだ青タイツの足を引き寄せメキッとへし折りゆっくりと青タイツの股を開いていく

ピキピキという筋肉が切れる音そしてボキッと関節がハズレる

青タイツはぐったりと動かなくなる

俺は怪人もヒーローも嫌いだ

平和はこいつらがいなければ成り立つ

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