新しいクラス 1
「ここ職員室だから。あとでね。先生独特だけど、同じクラスだから。」
「わかった。じゃあ、あとで。」
と澪はいい、職員室に入ろうとした。
入ろうとしたら、中から先生が出てきて、ぶつかってしまった。
「お、すまん。君は…見たことないな…」
「あ、転校してきた音羽澪です。」
「あぁ、転校生か。俺は槙平だ。まっきーって呼ばれてるらしい、自由によんでくれていいから。クラスは俺のとこ3年B組な。よろしくな。」
「よろしくお願いします。」
「音羽は部活はいるのか?」
「えーと…今はまだ考え中です。今更入っても…とは思うんですよね…」
「それもそうだが、部活は楽しいぞ。ちなみに、俺は、男女バスケ部の顧問だ。」
「そうなんですね」
「あぁ、じゃあ教室に行くか。」
それを言い終わったまっきーは返事を待たずに歩き始めてしまった。見失わないうちに追いかけないと。
「ここが、実験室、んでこっちが…生徒会室に音楽室に家庭科室、あーあとはクラスの誰かに聞いてくれないか。めんどくさくなったわ、俺。」
「わかりました。でも、案内は昼休みとかですよね~」
そうだそうだと言いながら先生は教室に入っていった。