再会6
遅くなりました。
短いですけど、よろしくお願いします。
「「おはよう」」「おはようございます」
男の子二人がじっとこっちを見ている。
「ねぇ。涼太、翔。なんでじっと澪の方見てんの?」
「えっ澪!?」
右側に立っていた佑夜ともう一人の男の子とも違う制服を着た男の子が言った。
「そう、澪だよ。帰ってきたの。」
「澪なんだ。ってその顔、もしかして僕らのこと忘れてる? 僕だよ、仲松涼太。お久し振り。」
「俺のことも覚えてない? 笠原翔だけど。」
「ん、あっえっ。翔と涼太!? ごめん、忘れてた。」
「あっやべっ、僕バス乗り遅れる。先行くね。じゃ。夏夜またあとでね。」
「はいはい、じゃーね。」
涼太は、バス停まで走っていきバスに飛び乗って行ってしまった。
澪たち四人はバスには乗らず、北斗中学校へと向かった。
「あれ、涼太は、違う学校なの?」
「そうだよ。あいつ天才だから、俺らと同じ北斗中じゃなくて、私立桧山中に行ったんだ。ここらじゃ、無茶苦茶いいとこだよ。あと、バスケ部だから。朝練。なっ佑夜。」
「ん、あぁ、そっすね。あっ昌都。俺先行くわ。」
昌都と読んだ方に佑夜は行ってしまい、三人で朝練に間に合う速さで歩いていった。