頼りになるヒト
羅「おはよ~ってえ!!どうしたの?柚月」
瑠「3年にカツアゲされたらし…って羅夢!!ちょっとやめときなよ!!」
その言葉を聞き終える前に羅夢は教室を出て行ってしまった
蘭「羅夢って、ホントに優しいんだけど…人を助ける為にはなんでもします!!って感じが…」
瑠「羅夢…カツアゲしたやつの名前知らないと思うんだけど…いいのかな?」
蘭「いや、そこじゃないっしょ!」
3-A
ガラガラッ
羅「あなたでしょ?柚月からお金とったの。神山みなみさん」
み「へぇ~よく一発で当てられたね。どうして?」
羅「そんな事、どーでもいいでしょ!!柚月からとったお金、返してください。」
み「そんな事、あたしに勝ってからにしたら?」
羅「みなみさん、私に勝負を挑んだ事、後悔しないで下さいね♪」
周りから「やめなよ~」や、「そのこ、ケンカ超強いらしーよー」などが聞こえてくる
み「ついて来いよ。ウチらのたまり場、連れてってやっから。」
クラスの雰囲気が凍りつく。
みなみと羅夢が行った場所、それはあるビルの地下だった
み「みんな~今日はコイツが餌だぜ!!」
どうやら、ここではみなみがリーダーのようだ。
み「行っけェェェ!!」
一斉に羅夢に向かって走ってくる
(おぉ~可愛い顔が台無しだよ?)
みなみの顔は…真っ青だ。
(この女…コイツらを…たった10秒で…)
み「オラぁ!!!」
バコッ
み「うぅ…」
羅「だから言ったでしょ?私に勝負を挑んだ事、後悔するなって…さて、柚月からとったお金、返して貰うから。」
羅「柚月!もう、泣かないで。はい☆これ、柚月のお金でしょ?」
柚「あっ…ありがと!羅夢」
瑠「すっごぉーーーーい!!名前も言ってなかったのに一発で当てちゃうとか!!!」
羅「気付いたら、神山さんの前に行ってた…みたいな?」
そう言って、羅夢ははにかんだ。
蘭「羅夢、人を助けるのはいいけど…」
蘭がチラッと羅夢に目をやる。
そこには羅夢に助けを求めるクラス女子、全員が居た
瑠「まぁ、羅夢らしくていーんじゃないの?」
読んでくださり、ありがとうございました~☆
心のトビラの続編は、まだ書くつもりです~♪