第十四話 無表情系美人の笑顔って素敵だよね
ハッピーハロウィン!
お菓子をくれなきゃイタズラしちゃうぞ〜♡
はい、ふざけました…ごめんなさいm(_ _;)m
本編どうぞ!
(顔も名前も覚えてないけど、泣くほど大切な人だったんだな…)
なんて、他人事のように考える。
その間も、絶え間なく涙は流れるし、何故かくすくすと言う控えめな笑いは止まらない。
「「っ…!」」
2人は何故か顔が赤く、あたふたしていた。
後に仲間になった男から聞いた話だが、『普段無表情のお前が!泣きながら笑っていると!破壊力がヤバすぎるんだよ!!』と顔を手で覆いながら語っていたことを、ここに記そう。
さてさて、話を戻そう。
手で涙を拭い、無理やり止めたあとに口を開く。
「ふふふ…はしたなかったですね」
くすっと笑いが漏れるが、なんとか無表情に戻そうとする。
「ご朝食のお時間ですよ。
旦那様がお待ちになっておりますよ」
すっと手を差し伸べると、いまだに顔が赤い麗がおずおずと私の手に触れてきた。
それをしっかり握り、座り込んでいる麗を優しく立ち上がらせる。
「お話は後で聞きましょう。
私は冷めてしまったであろう朝食を温められるかどうか調べてきますね。
猯ちゃん、麗様をよろしくお願いしますね」
そこで言葉を切り、猯ちゃんのケモミミにそっと耳打ちする。
「私も場所が分からないので、一度厨房に戻ってきて」
「ひゃい!」
顔を真っ赤に染めたまま、い、行きましょう!と声を掛ける猯ちゃんといまだに顔が赤い麗は手を繋いで歩いていった。
なんだか、親子みたいで微笑ましいという気持ちが湧き上がってきたのは内緒だ。




