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第八話 ててて
「じゃあ、わたし、れいさまを起こしてきますね!」
朝ご飯は任せたと言わんばかりに親指を立て、てててと走っていった。
「………」
取り敢えず、棚の中にあった大小様々な皿(探してたら見つけた。誰用の皿かも分かりやすく仕舞ってあったので、猯ちゃんが仕舞ったわけではないと思う)を取り出し、鬼城と猯ちゃんの分を盛り付ける。麗の分はさきほど盛り付け終わったので。
(思った以上に米を炊くのに時間がかかっちゃったなぁ…)
めっちゃ難しかったし、疲れたが、ワクワクはした。
(あとはこのお皿たちを持っていって…)
「あ…これをどこに持っていけばいいか聞き忘れた」
仕方がない、猯ちゃんを追うか。




