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第六話 献立
「おぉ!」
感嘆の声を上げる。
だって、ザ・古い家の厨房、って感じなんだもの。
(スリッパが必要だな…)
毎度毎度玄関から靴を持ってくるのは面倒なので。
まぁ、今回はちょうど良さそうなスリッパを借りるとしよう。
ごめんなさいね、持ち主さん。返すんで、許してちょ。
てくてくと厨房を探索する。
すると、木でできた冷蔵庫を見つけた。
「……」
試しにパカリと開けてみたが、ちゃんと冷気がある。
(コンセントとか見つからないけど、妖怪の力なのかな)
ちなみに中身は、野菜1割、生肉8割、生魚1割だ。
これをどうしろと?
(取り敢えず…キュウリとキャベツはある、か…)
バタンと冷蔵庫を閉める。
(野菜炒め…は無理か…キャベツを千切りにして…肉を焼く…とか?
でも、朝からお肉はなぁ…)
うーーーん…と悩む。
(それなら…魚を焼くか…)
そして、キュウリとキャベツを副菜にしよう。うん、そうしよっと。




