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第五話 釜戸
(外に出たはいいものの、これからどうしようかな?)
なら、一度厨房に向かうか。
どんな食材があるのかも気になるし。
てくてくと歩いていく。
一度しか案内されていないが、なんとなく場所は覚えているのだ。
伊達に、だだっ広いだけの家に住んでいた訳では無い。
(そういえば、ここには炊飯器ってないんだった…釜戸…釜戸かぁ)
ちょっとワクワクしてきた。
釜戸だよ?釜戸。火をフーフーって起こしてご飯を炊く釜戸だよ?
労力を消費するけど、その分美味しい釜戸。
一度、やってみたかったというのもあるので、楽しみだ。




