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第四話 ごめんなさい
「これで身なりは整った。
厨房に行って、ご飯を作るか…いや…でも、冷めてしまったら面倒だし…」
(一回、部屋の外に出るか)
そうしかない。そうしよう。
立ち上がり、扉を開く。
(さて…どうしようかな…?)
なんて考えていたら、誰かとぶつかった。
犬の耳を生やした小柄な女性だ。可愛らしい。
(怪我は…してなさそう…)
「ごめんなさい!それじゃあ!」
謝罪の言葉を口にする前にパタパタと走っていったケモミミの女性。
(私たち以外にもいるんだ…働いている人……)
てっきりいないものかと…昨日会わなかったし…。




