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第三話 身なりを整える
「うん…こんな感じでいいかな」
柄のない紺と白の袴をキッチリと着こなす。急ごしらえに作ったとか言っていたが、ピッタリだ。
サイズも測ってないのに…なにかの妖の力なのだろうか…?
なんだか、これ以上深入りしては駄目な気がする。
…考えないようにしよう。
(髪留めは…化狐と一緒に編んだ組紐を使おう…持ってきた…というか、昨日使ってたから持ってたんだよね)
櫛は持っていないので、手で髪をすき、軽く一本に束ねる。
「お給料が出たら、まず、櫛を買おう…」
全体的にボサッとしてしまった。なんというか…決まらない。




