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第五十一話 護衛に推薦
「どうした?猯」
陽斗は不思議そうだ。
それはそうだろう。纏まろうとしている話を遮ったのだ(両方ともオッケーだしてるのに)。
「この人、わたしより強いんです!なので…あの…!わたし、この人を護衛に推薦します!」
真っ赤な顔でプルプルと震えている。恥ずかしいのだろうか。
それもまた可愛くて良きなのだが…
(護衛…!?)
めんどくさそうな予感がするので丁重に断ろうとすると
「あの猯が提案してくるくらい強いのか…!よし、分かった。
銀狐玉藻。お前を、世話係兼護衛に任命する!」
大きい声とドヤ顔で、その言葉はかき消された。
(拒否権は…なさそう…。はぁ、仕方ない)
「光栄でございます」
皮肉っぽい笑顔を浮かべてやった。
お待たせしましたー!




