前へ目次 次へ 49/70 第四十八話 熱い掌返し 「なるほど…ならば、我が家(うち)で雇うのはどうだ?」 さも、当然のように言っているが、私は化狐の一族(嘘)だからポイされたのだ。 (耳とかも生えてるし…バレてないってことはないと思うんだけど…もしかして、自分が滅ぼした一族なんていちいち覚えてないのかな?) それなら好都合。 「何でもするので、雇ってください」 頭を下げる。兎に角、下げる。 土下座は流石に私のプライドが許さないけど、髪が地面につくのでは?くらい下げた。 これぞ、熱い掌返しである。