第四十ニ話 ヒロイン様
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「待って!!!!」
麗と呼ばれた女性が、首を掴んでいる方の腕にしがみついてきた。
「なに?」
若干不機嫌な声を出してしまったが、仕方がないだろう。
引き留められるし、やろうとしたことも止められるし。
(ワガママなやつめ…!)
「私のために怒ってくれてるのは分かったから!もうやめて…!」
思わず目が点になってしまった。
(え?今…誰を誰がなんだって?)
もしかしなくてもこいつ…自分がやられたから怒ってるとか勘違いしてる?
「は?」
イラッとしてしまった。
なんなんだこいつ。自分は皆に愛されるヒロイン!とか言うイタイやつか?
(待て待て。そう決めるのはまだ早い。もしかしたら、私の気を削ぐためにわざと冗談を言ったのかもしれない)
そんな感じではなさそうだが。
軽くため息をつき、怒りを発散させる。
そして、掴んでいた手を離した。
当然相手も私を離してくれる(分かってくれた!みたいな目をされてムカついたけど我慢した)。
「ねぇ。さっき言ってたあれ、本気で言ってる?」
なるべくゆっくり、子供でも理解できるように。
「?」
あ、これ本気で言ってる。
察してしまった。




