第三十八話 哀れな人
ランキングに入って嬉しかったので頑張りました!!
1日空け投稿ですが、明日も投稿するので見に来てくださいね!
「くたばれーーー!!」
絶叫と言っても過言ではないほど叫びながら拳を振り上げる一番近くに迫ってきていた手下の顎を、掌底で突き上げる。
「ゴブァッ…!」
そして、そいつの両足を持ちそのままグルングルンとその場で回ると近くまできていた手下たちが一気に吹っ飛んだ。
「か、勝てねぇ…!」
誰だったか。手下の1人がそうポツリと零すとそれが全体へと広がるように恐怖が蔓延していく。
散り散りになって逃げようとする様はまさに弱者。
(勝てないって分かってる相手になんで戦いを挑んだんだろう?)
_命令されたから?
(ううん…そんなことじゃ死ぬって分かってるのに飛び込む理由にならない。
恐怖にも勝るもの…あぁ、そうか!)
_思い込んだのだ。こいつらは。
私は男より力が弱い女かつ大人の力を借りなければ生きていけない子供。
私に最初に倒された相手は、油断していたからだとか調子が出なかったからだとか、心の中で勝手に思い込み、私を下に見た。
もしかしたら、内心【こんな子供に負けるなんてアイツはやっぱり弱かったんだな】なんて思ってたかもしれない。いや、思っていただろう。
だから、自分たちに勝てるわけ無いって決めつけて。
(なんて…)
「なんて哀れなの…」
頬にツゥと一筋の涙が流れた。




