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第三十七話 ラッキー
「あのテッさんを倒しやがった…!」
(あの人、テッさんって言うんだ…変な名前)
「あの拳を避けられる人はいないはずなのに…!?」
(結構遅かったけど…?)
「あんな速い拳を避けるなんて…あの人は何者なんです!?」
(驚いてる猯ちゃんも可愛い)
などなど敵味方問わずザワザワしだしていた。
そんなことより
(こんなに注目されちゃったけど…逃げれるかな…?)
まぁ、無理である。
それなら他の奴ら全員をノシてからの方が早い。
そう思い、手下たちの方を見る。
「何してる!!早くあの狐を始末しろ!!!」
猯ちゃんと戦っていたボスらしき人物が手下たちに怒鳴り散らしていた。
「「「う、うぉーーーーー!!!」」」
手下たちが一斉にこちらへ襲いかかってくる。
(あ、ラッキー)
向かう手間が省けたというものだ。




