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第三十三話 正当な八つ当たり
微妙な空気が流れるなか、私は踵を返し、そのまま駅へと向かおうとする。
「ま、待ってください!」
すると麗と呼ばれた女性に声をかけられた。
無視してそのまま進む。
止まって良いことなさそうだし、絶賛追われているし。
早くこの場から離れなければ掴まって…
(最悪その場で斬首…)
死んだあとの景色を見てみたい気持ちはあるが、それは今ではないと思うので。
「止まりなさい」
いつの間にかこちらへ回り込んだ男のボディーガードの1人に止められてしまった。
ちょっと腹が立つ。色々思い通りにいかないし、苦手だなぁって思った女性に引き留められるし。
八つ当たりだが。まぁ、止めた方も悪いだろう。
「とうっ!」
ボディーガードの股めがけて蹴りを放つ。
「ぐぉぉっ…!」
くぐもった声を出して、その場で倒れた。
ざまぁみろ。
二日に一回投稿で許してください…!




