表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
101/158

腹を括った忍の自己満足会議

 シーラが下見をしてきた家は四人家族が住める程度の借家だったが、一週間で大銀貨一枚と宿暮らしと比べればずいぶんお安かった。

 安価の理由は魔術が施されていないので暖炉で家を暖めなければならないことである。

 それ以外は特に問題もなく庭もある、家具も前の住人のものが残っているようなので即決して借りることにした。

 シーラとニカが部屋の掃除中だが手伝うことを許されず追い出されてしまったので、忍は庭で目隠しと樽を設置して念願の風呂に入っていた。


 「あー……。うあー……いきかえる……。体を拭くだけは本当に辛い。」


 毎日きれいに拭いていてもお湯の中でふやけた体を擦ると汚れが落ちる気がする。

 やはり風呂に入らないと疲れが取れる気がしない。


 『忍様、寝室でニカがマッサージの用意をしております。』


 「嬉しいが今はまだ眠れないな。ニカも疲れてるんじゃないか?」


 『いえ、むしろ忍様のお世話ができなかったことを嘆いておりました。』


 かなり寂しかったようだし再会の時の様子を考えると悪いことをしてしまった気になる。

 白雷のこともなんだかんだで待たせてしまっているし、忍からみんなに話しておきたいこともある。


 「千影、烏でみんなのお手伝いと作業の進み具合を教えてくれ。掃除が終わって一休みしたら暖炉のところに全員集めてくれ。」


 『仰せのままに。』


 忍はそのまま樽に浮かびながら皆に話す内容を頭の中でまとめていった。

 山吹と風呂を交代したり白雷をなでたりしているうちに太陽が夕日に変わり家の準備が終わった。

 暖炉の前に設置された大きなテーブルにシーラ以外の全員が着席したところで、忍は某特務機関の司令官のような姿勢で厳かに宣言した。


 「天原忍者隊極秘会議をはじめる。山吹は部屋に【サイレンス】を、千影は周囲を警戒してくれ。今日の内容は私と私の奴隷と従魔のみの秘密とする。重要なので白雷もきちんと聞いておいてくれ。」


 「プオッ!」


 「なんか忍さんがこわい。」


 「【サイレンス】かかりました。いつになく真剣ですね。」


 「まあ、スキップの顛末の報告でしょ。シーラはどのくらい聞いてるの?」


 「暗殺されてしまったところまでですウオ。」


 ちなみにシーラが座っていないのは着席を固辞したからである。


 「スキップのこともそれに付随した状況もこれからすべて話す。今回の件もあり、私もみんなの主人として覚悟を決めたのでこれより先を聞くなら未来永劫仕えてもらう。抜けるなら手を上げてくれ、最後のチャンスだ。もちろんファロとネイルにも後で同じ話をする。」


 そんなことはないと薄々わかっていても心臓が跳ね回る、この発言は一味になると犯罪に巻き込むこととなるシーラたちのためにしたのだが幸か不幸か手は上がらなかった。

 深呼吸をして気持ちを整えると忍は今回の顛末をできるだけ詳細に話した。


 『忍がまたこっそり奴隷を増やしたの!しかも勘違いで!こそこそ、だめ!』


 「ごめん!ごめんて!貴族にスパイ売りつけられるなんて予想できなかったんだよ!」


 「車輪付きの椅子でお付きがいないと動けないって聞いてたからね。あれは相手とめぐり合わせが悪かったとしか言えないよ。」


 鬼謀が肩を竦めつつフォローしてくれたが、白雷はご立腹だ。角が痛い。

 話しきったところでシーラの反応を伺うが、シーラは多少動揺したようだったがほほえみ返してきた。


 「なんとなくそんな気はしてましたウオ。話が大きすぎること以外は予想の範囲ですウオ。」


 「本当ですね。暗殺者に復讐するというだけの話に複数の国やら竜やら余計なものが増えすぎたゆえ、主殿…というか個人の手に余ることになってきてます。」


 整理してもやはりよくわからない。

 どうしてこうなったと叫びながらランバダ踊って発狂してしまいたい気分である。


 「とりあえずここまでが起きたこと。スキップに関してはアテがあるので大丈夫。魔石は?」


 「はいよ。」


 鬼謀が底なしの指輪から樽を取り出す、忍はあっけにとられた。


 「旦那様、仕方ないでしょ!駆けずり回って石が割れたら元も子もないし!」


 「あ、ああ、すまん。鬼謀が正しい。棺が手に入ったから中に入れて鬼謀が持っててくれ。」


 「はいはい。」


 忍の持つ底なしの指輪は専用魔導具なので忍が死んだら中身が取り出せなくなる。

 しかし、底なしの指輪の中は時が止まっているので入れていればそれだけ復活までの時間が長引くだろう。

 気持ちははやるがいまはこれが最善だった。


 「次だ。これまでみんなには極力能力を秘密にすることを頼んでいたが、これからは確実に火の粉が降り掛かってくる。そこで、出来ることを共有して連携を取れるようにしたいと思う。」


 「おお、やっとですか。少しは信用していただけましたか?」


 「旦那様、それって普通のことだからね。やっと横の連携が取りやすくなるよ。」


 「主殿は変なところで秘密主義で疑り深いゆえ、無理に提案すれば余計に疑われるかと待っていた甲斐があったというものです。」


 なんか師弟コンビに散々な言われようだが、何も否定はできないのである。

 過敏になりすぎていたと反省しよう。


 「言い出したのは私なので私から。契約するときにも話した【真の支配者】っていう契約者を強制的に隷属させる能力とか、【名工】による工芸、【解呪】なんかがまず出来る。魔法の系統は土・水・火の三つ、魔術は魔法の六属性全部使える魔法陣と従魔術、あと精霊魔術と分類不能の魔術が少し、剣も振れる。強化魔法と付与魔法も練習中。」


 『千影と試したい魔術があると聞いておりましたね。』


 「ああ、デストのせいですっかり忘れていた。【精霊装具】と【精霊石】っていうのを試そうと……。」


 ここまで話したところで山吹と鬼謀がほぼ同時に手を挙げる。


 「はい、山吹が早かったな。」


 「主殿は雨を降らせたり植物を育てたりする力をお持ちなのでは?」


 「それはあとで説明する話が関係してくるから、ちょっとまってくれ。鬼謀はなんだ?」


 「なんかできることの量もそうだけど、その勢いで全部話すのは反対。旦那様の考えでは身内に裏切られることも織り込んでたはずでしょ、危険だと思う。」


 「そこら辺を含めて覚悟した。いざそうなったら無様に泣き叫ぶ自信がある。というかさっきまで喜んでたくせに止めるのか。」


 「えー……旦那様を止めた魔術師の気持ちがわかったよ。これは止める。せめて魔術の内容とか諸々の弱点は隠しときなよ。魔法陣って聞いただけで魔術師は対策するよ。」


 それでどうやって出来ることを共有するというのか。

 忍の顔がチベットスナギツネみたいになるが、鬼謀は続ける。


 「だいたい、主人の手を煩わせないために従者がいるのさ。旦那様は後ろでデーンと構えててよ。」


 「ははは、善処します。」


 「それに、そんなに大量の知識や技術を持ってるって長命種でもなかなかいないよ。六属性魔術ってさらっと言ってるけど、それ六種類の魔術系統で別々だからね。一つの系統で何年も技術を練り上げてやっとまともに使えるようになるものなんだよ。魔法陣ちょこっと真似たら発動するようなもんじゃないの。」


 「教えた【抗魔相殺】が数日で使用できるようになっていたのには驚きました。まあ、主殿のようにすぐに真似ができてしまう可能性もあるので鬼謀の言うことは正論でしょう。」


 なんか鬼謀と山吹の説教がはじまってしまった。

 六属性を複合して使う魔術を紐解いて別々に使えたというだけなのだが、そう聞くとすごいことに聞こえてくるから面白い。

 ツッコミも入ったし、すべてを詳しく説明するとアレなので魔術や魔法の話はここらへんにしておく。


 「で、能力の話なんだが……」


 「続けるの?!」


 「ここからが本題なんだよ。実は私は契約するたびに能力を一つづつ得ている。この能力という概念はみんなは知らないということで良かったな?」


 忍が能力を確認できるのは神々の耳飾りのおかげだ。

 本来であればこの世界を生きる者は自分の能力というものをはっきり認識しているわけではなく、なんとなく使っている。

 どんなものかはわからないが使えるから使っているのだ。


 「能力は条件はわからないが契約以外にもいつの間にか増えているものだ。しかもこれは個人でしか使えない才能のようなものだから話しても問題ないし、むしろ困っているんだ。私には尻尾も第三の目もないんだから。」


 忍が契約によって得た能力を説明した。

 悩んでいたのは任意発動能力に契約によって追加された能力である。



 【第三の目】第三の目の呪いを使うことが出来る。鬼謀との契約により付与された。


 【粘液分泌】粘液を分泌する。シーラとの契約によって付与された。


 【九尾】九尾の呪いを使うことが出来る。ネイルとの契約によって付与された。



 【粘液分泌】の話でシーラがものすごく取り乱したので、最初に話を聞くことにした。


 「うう、内緒にしていたのに……私はたしかに粘液が出せます。母方がそういう水の民なので……。」


 「そういう水の民って水の民の系統があるみたいな話か?」


 「はい、鱗を持つ水の民と粘液を持つ水の民がいます。粘液は他の種族にはひどく臭いらしく、売れ残っていた原因なのです。私は両親の特徴を混ざって受け継いでいますので薄い鱗も生えていますが……。」


 うっすらとした匂いは今までもあったが、粘液を使うとひどくなるのだろうか。

 試しにシーラに粘液を出してもらうとその全身がてかてかぬるぬるとして確かに魚独特の生臭い匂いがするようになった。

 うなぎやタコの粘液を強力にしたようなものだ。

 鬼謀が顔をしかめて白雷が部屋の隅に退避した、哺乳類には強烈かもしれない。


 「水辺ではここまでひどくないのですが、陸だとどうしてもこうなってしまって…。あ、あの、体を流してきてもよろしいですか?拭けば布を駄目にしてしまいますので……。」


 「実演してくれてありがとう。外に出るからこの部屋で体を流してくれ。他の部屋はかなり寒いから。布も気にしないで使ってくれ。」


 一度全員が部屋の外に出てしばらく待つ。

 使い所がよくわからない能力だ、水の中限定で有用な能力だろうか。

 魔術的な処理がされていないと廊下は寒いので火鉢を取り出すと全員集まってきた。


 『あれは封印なの!』


 「いやー、辛かったね。」


 「我は大丈夫でしたが、これだけ効くのなら魔物も逃げるかもしれません。」


 「それは本当の本当に最終手段だな、シーラがかわいそうだ。」


 そんな最臭兵器を忍も使えるということになったのだが絶対に封印だ。

 臭いについて言われるのは辛すぎる。

 しばらくしてシーラの準備が整い部屋にもう一度入るが、そこはかとなく生臭いのは変わらなかった。


 「プオォ!」


 「しばらく我慢してくれ。寒いが扉を開けっぱなしにしておこう。」


 「申し訳ありませんウオ…申し訳ありませんウオ…」


 「大丈夫、シーラは何も悪くないから。とりあえず話を続けるぞ。ていうかさっき付けてなかったんだからもうウオってやめない?」


 大惨事になってしまったが明日にはタルドの話を聞かねばならない、時間がないのだ。


 「【第三の目】は器官自体がないから難しいかも、【九尾】っていうのもネイルに聞かないとわからないよね。」


 「そうだな。次にいこう。スキップとアグラートの能力についてだ。」


 『アグラートがどうかしたのですか?』


 「あとからアグラートに【抗魔相殺】を使ったのに気づいたんだよ。でも私は能力を持ってる。スキップの能力も消えていない。」


 「なるほど、アグラートの奴隷契約が【抗魔相殺】で打ち消されていないということですか。スキップは死んでいるのに能力が残っていると。」


 「そうだ、もしかしたら【真の支配者】と契約するとその契約は死んでも破棄できないのかもしれない。」


 山吹と鬼謀は理解しているがニカはこんがらがっているようだ。

 山吹がわかりやすく説明してくれる。


 「二カ、奴隷や従魔は死ぬと主人との契約が無くなるものです。しかし主殿はスキップの能力をまだ持っているゆえ、スキップとの契約がまだ有効であると考えておられるのです。」


 「スキップさんは魔石になっちゃってるけど、生きてるってことになってるってこと?」


 「そこは我にもよくわからないゆえ、お役に立てず申し訳ないです。【抗魔相殺】も契約魔術に効かないということはないはずなので、不思議な話ですね。」


 しばし頭を悩ませる面々のなかで鬼謀が声を上げた。


 「あ!複合なんじゃない?!毒と呪い両方かかってるみたいな!」


 毒と呪いの場合は両方の面から対応しないと駄目というのはたしかに聞いた覚えがある。


 「契約魔術に能力が絡んでいるから【抗魔相殺】の魔術の解除という効果だけでは解除できなかったということか。」


 「ありそうな話ですね。主殿の能力はかなり強力なもののようですし。」


 「あの、どっちも残っててよかった、じゃ駄目なのかな?」


 ニカの発言はとてもわかり易く正しかった。


 「しかし、これだとファロさん、ネイルさんがやめたいってなった時に解除できないかもしれないから……」


 「それ、聞いてから悩めばいいんじゃないかな?たぶんやめたいって言われないよ?」


 忍はぐうの音も出ずにいると、全員のできることを聞くことになった。

 結局全部を把握して作戦を立てるという方向は難しい、忍もあまり魔術も魔法も能力も使いこなせていないのだ。


 忍の皆に話していない常時発動能力は六つ、任意発動能力は一つ。

 風呂に入っていた時に確認したら神様からのお礼が増えていた、あの恐ろしいお茶会では何の説明もなかったが、助けたお礼ということなのだろう。



 常時発動能力【テクニシャン】ものづくりにおいての技術を知識を得るだけで習得できる。【名工】から派生した。


 常時発動能力【床上手】夜のあれこれが上手にできる。


 常時発動能力【死の先触れ】命に関わるかもしれない出来事に直感が働く。運命の女神の加護により付与された。


 常時発動能力【従僕の力】真の支配者の影響下にいる従僕の力が真の支配者に加算される。【真の支配者】より派生した。


 常時発動能力【支配者の威光】真の支配者の影響下にない弱い存在を恐れさせる。【真の支配者】より派生した。


 常時発動能力【隠形の才】隠れること、隠すことがうまくなる。見破られづらくなる。アグラートとの契約により付与された。



 任意発動能力【大地変容】大地を好きな形に変えられる。大地の女神を助けたことにより付与された。



 【床上手】以外は派生や与えられた能力だ、忍は能力だけを鑑みれば際限なく隷属する相手を増やしていくことで最強になれるかもしれない。

 でも、そんなのは机上の空論で、忍の性にもあっていない。

 忍は小さい男だ、自分の周りが平和ならそれだけでいいのだ。


 忍は楽しそうに自分のできることを発表している面々を微笑ましく思いながら、二度とスキップのような悲劇は起こさないと改めて心に誓った。


 「みんなできることは大体わかったな。私も協力するからできることがあるなら遠慮なく言ってくれ。立ってるものは親でも使えって言葉もあるしな。」


 各々がばらばらに返事をしたのを確認して今後の方針を告げた。


 「これから私達は用事を済ませてビリジアンへ帰る。ファロとネイルを拾ったら全員で未開地へ移り住む。千影、アグラートはいつ頃合流するんだ?」


 『この国を出てから合流することになっております。連絡は不要とのことでそのうち手紙が届くでしょう。』


 「え、本当にどうなってるんだ…?」


 まあ、帰ってこなかったとしても仕方がない、すでに賽は投げられてしまっているのだ。

 任せた以上は結果が出るまで気にしないでおかないと、気になるけど。

 白雷が部屋から逃げようとしたので尻尾を捕まえて膝に引き戻す。

 抗議の目をしているが逃がす気はない、できるだけ巻きで会議を進めよう。


 「私からは最後になるが、ここにいる全員と腕相撲をしたい。白雷も頼む。」


 「「「「えっ?!」」」」


 「ご主人様、私もですかウオ?」


 「全員、鬼謀もだ。」


 ニヤついてノリノリで腕を回している山吹を筆頭に困惑しながら腕相撲をはじめた。

 白雷が限界っぽかったので一番最初に試して、即座に外に出ていった。

 やる気だった山吹に悪い予感がしたので最後にしたが、予想通り見事に腕を折られた。

 それでも加減をしてるらしい。


 結論から言うと忍が勝てたのはシーラだけだった。


 人と魔物の肉体的な力の差は相当なもので、忍は鬼謀にならと考えていたのだが、いい勝負にはなったものの押し切られた。

 持久力がないだけできっちり力も速さもあるらしい。

 とにかくこれで確かめることができた、忍はヤバい能力は持っているが力も速さも魔物には及ばない。


 「忍さんがそんなに腕相撲弱かったなんて、意外。」


 「ファロさんとネイルさんにも頼むつもりだけど、勝てないだろうね。つまるところ私は魔術と魔法は異常に得意だがあくまで人なんだ。手加減されても骨折するくらい体も弱い、攻撃を受ければすぐに死ぬ。」


 「先生は特殊でしょ。まあ、僕に負けるのはどうかと思うけど。」


 魔石を持つかどうかというのが大きな分岐であることは間違いないが、そこは掘り下げようにも知識が足りない、想像以上に差もあった。

 修練を積み重ねた現時点であっても忍が前に出るのは明らかな下策ということだ、後ろで見ているだけなのはものすごく嫌だが、理解した以上はそれ前提で作戦を組み立てたほうが事故が少ない。

 まあ自由には責任が伴う、これから自由に生きるなら彼女たちの命という責任も預かる必要がある。 

 スキップを生き返らせアグラートが戻ってきたとして十人、旅を続けるにも大所帯になってしまった。


 「私からはここまで。みんなからは何かあるか?」


 「旦那様、僕にも魔術書読ませてくれない?買ったやつだけでいいから。」


 「我は主殿の秘剣に興味があるゆえ、ぜひ手合わせを。模擬戦は近接戦の参考にもなりましょう。」


 「わかったわかったわかった。鬼謀に読ませるのは私が読んだ後な。山吹はちゃんと手加減しろよ。」


 それから意見交換やら要望を聞いて会議は終了した。

 最後にシーラにこっそりと生臭さを取る方法としてスカイエの果汁で拭くことを提案したところ。


 「ニオイも抑えられてスカイエが爽やかに香りますウオ!こんな方法を教えてもらえるなんて!ご主人様に一生ついていきますウオ!」


 「……私も悩んだことがあったんだ。臭いがうまくとれてよかったよ。」


 ものすごく喜んでくれた。臭いって言われるの辛いもんな。

 酢でも同様の効果があるはずだ、普通に売っていたはずなので購入しておこう。



天原忍ここまでの能力一覧


常時発動能力

【不老】【成長限界突破】【精神攻撃無効】【暗視】【一発必中】

【真の支配者】【無詠唱魔法】【体操術】【魔法練達】【リカバリー】

【第六感】【栽培上手】【圧力耐性】【毒無効】【鉱石探知】

【魔力操作】【上質な肉】【魔力生成】【九死一生】【黄泉返り】

【テクニシャン】【床上手】NEW→【死の先触れ】【従僕の力】【支配者の威光】

【隠形の才】


任意発動能力

【解呪】【千影の召喚】【不幸】【雨乞い】【従僕への躾】

【白蛇の凝視】【第三の目】【粘液分泌】【九尾】NEW→【大地変容】

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ