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政治経済エッセイ

細田衆院議長辞任と旧統一教会の闇について

作者: 中将

筆者:

 本日はご覧いただきありがとうございます。


 今日は、旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の問題と、細田博之衆院議長が脳梗塞で議長を辞任しながらもなぜか次の選挙にも出馬する気があることについて問題提起していきたいと思います。


 

質問者:

 そもそも、細田さんはどのような経歴な方なのですか?



筆者:

 細田氏は1994年4月5日生まれの79歳、松江市出身です。

1967年に東京大学法学部を卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入り、運輸相などを務めた父・吉蔵氏の秘書を経て、1990年衆院選で旧島根全県区から自民党公認で初当選。小選挙区導入後は島根1区で当選を重ね、現在は11期目となっています。


 個人情報保護担当大臣、沖縄及び北方担当大臣、内閣官房長官、自民党幹事長など重役を歴任し、2021年11月から約2年にわたって三権の長である衆議院議長でした。



質問者:

 ぐうの音が出ないほどに輝かしい実績ですね。



筆者:

 しかしそんな日本有数の素晴らしい経歴にも“闇の部分”があることが解っています。

 セクハラ疑惑は週刊誌報道レベルなのでここでは触れないでおきますが、

 旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)と深い関係があったことが解っています。


 各社新聞報道では

細田氏はこれまで複数回、旧統一教会の教団関連の会合に出席したと認めています。

また、2019年に開かれた名古屋市の教団の会合で「安倍総理に早速、ご報告したい」と発言したことが問題になっています。


 更に、いわゆる「霊感商法」「高額寄付」「信者への虐待」については「安倍元総理の事件まで知らなかった」などと言い逃れをしようとしていますが、1994年以降、民事裁判で旧統一教会の責任が認められた少なくとも22件の事例があるようです。

 そのうちに個人のレベルのものではなく組織性による犯罪ついても2件でしっかり指摘されています。


 これらを一般人が知らないのならともかく、「三権の長」にまで登りつめた人物が、知らないということは許されないでしょう。


 まぁ、この程度の問答で言い逃れができてしまっている社会やマスコミも問題だとは思いますけどね。



質問者:

 これは大いに問題ですよね……。

 そもそも安倍元総理が銃撃されるまでこの問題が表に出ても話題が広がらなかったことが異常でしたが……。



筆者:

 完全に“忖度”があったのでしょうね。大物政治家の意向によって民間人の生命・財産が脅かされることはあってはならないでしょう。


 旧統一教会についてはアメリカのCIAが反共産党の盾としてのプロパガンダ工作として設立された経緯があり、一致して旧ソ連と戦う上においてみると社会的意義はありました(教義については問題外ですが)。


 しかし、旧ソ連の崩壊や先述の裁判のように世界情勢の変化や反社会的活動の認定などから1990年代前半の時点で関係を断つべきだったのです。



質問者:

 なるほど、そして自民党は未だに関係を断てていないわけですね……。



筆者:

 自民党には「マザームーン」こと旧統一教会の韓鶴子総裁と並んで写真まで撮っていた議員もいるようですからね。

 選挙で当選するための集票や無料運動員確保のためには彼らの活躍が必須なのでしょう。

信者数は日本全国では6万~60万人とあまり多くはないのですが重用しなくてはいけないのには理由があるのです。



質問者:

 しかし、今回の解散命令によって活動はできなくなるんですか?



筆者:

 この“解散命令“という文言からだと、さも組織活動そのものができなくなりそうですが、そうではありません。


“公益性がある“と認められていたことによる宗教法人の法人税非課税、宗教施設の固定資産税免除などといった優遇措置が受けられなくなるだけであり、宗教活動そのものはできてしまうわけです。

 

 実際に解散命令が実行されるかの司法判断は「霊感商法を実践について組織的一体性」があるかどうか? が焦点となるようです。

 その点が認められなければ最悪は請求棄却で何も変わらない事態もあり得るのです。



 更に、財産の仮差押えをしておかないと被害者への賠償をする前に、世界各地の支部に資産を移動させたり新組織を設立しかねません。

 「質問権」に対して回答が減っているところを見ると“解散命令”の対抗措置を考えていると思って良いでしょう。


 今回、旧統一教会の解散命令が正式に23年10月12日に出ましたが、これで“幕引き“を自民党が狙っているのは明らかです。

 有耶無耶にして上記のような問題・懸念点や事の根本解決をしようとしている感じは見受けられません。



質問者:

 なんか胡麻化されている感じはありますよね。

 裁判所が請求棄却しても政府は「やれることはやりました」と言い逃れしそうな感じもありますし。



筆者:

 親が宗教を信仰している子どもたちが虐待を受けていると訴えるケースや合同結婚式などの問題もその他にも旧統一教会では問題があります。


 しかし、個人的には宗教そのものについて否定したいのではありません。

宗教は安らぎや心の支え、救いを得るために、困ったとき、弱った時に人間を強めてくれる重要な役割を持っています。


ですが、悪質な団体はこの「人の弱み」につけ込み、多額の献金やお布施、高額なご利益商品の購入を迫ったり、選択肢を狭めたり“洗脳“してきたりすることが問題なのです。



 そういう意味では人々が困窮しているのに「財政再建が必要だ」と税金をまだとろうとする“政府”も似たような構図な気がしなくもないですけど(笑)。

「ザイム真理教」に入っちゃってるんでしょうね(笑)。



質問者:

 早く多くの国民の方には国債が海外投資家分と日本国民に対する15%ぐらいしか返済する必要が無いと知って欲しいですよね……。



筆者:

 また、岸田総理はのらりくらりと「国民が忘れるまで交わす」ことは非常に得意ですからね。

 その能力は国民にとって全く有益ではありませんがね。

 国民としてはSNSでもいいのでこの旧統一教会の問題についてことあるごとに追求することが大事だと思います。


 話は戻りますが細田氏もそれに倣って適当にやり過ごしているのでしょう。もう自民党の“積年の体質”かもしれませんけどね。


 NHKの報道によりますと、

『細田衆議院議長は13日、議長公邸で記者会見を開き、ことし7月に脳梗塞の症状が出て別の病気も含め治療を受けていることを説明しました。


 その上で「国会運営が停滞することは避けなければならず、議長を辞任することを決めた」と明らかにしました。


 一方で、衆議院議員は続ける考えを示し、次の衆議院選挙の対応については過疎対策などを挙げ「私以外の人ができるような仕事ではない」「簡単に人に任せて『さようなら』というわけにはいかない」と述べ、立候補に意欲を見せました。


 また、旧統一教会との関係が指摘されていることについて「会合に呼ばれれば出るという程度で、特別な関係にはない」と説明しました。』


 とあります。


 正直、脳梗塞で議長をやめて逃げおおせようとしているのに、議員としてはやる気があるのは驚きですね。

 それだけ給料が高く魅力的なポジションなんでしょうけどね。



質問者:

 衆議院議員って脳梗塞でも務まっちゃうほど簡単なお仕事なんですか?



筆者:

 まぁ、議会開催中に寝ていてもお咎めがありませんから。

 80歳過ぎようとも当選し続けていれば『国民から認められた』ということで問題ないんでしょうね。


 “本気”でやろうとするならとても重職ですし、色々と複合的に考える必要があるので寝ている暇なんてないと思いますけどね。


 そうなると、衆院解散は少し先になるかもしれませんが、「島根1区」に在住されている方々の「健全な判断」を期待したいところです。


 細田氏は経歴を見ても大物の重鎮ではありますが諦めずに周りにこれらの事実を広めていけば、判断を変える方も出てくるでしょう。


 これまでの輝かしい功績も、これまで見たように欺瞞と虚像で塗り固められていたに過ぎません。

 そのことをよく理解して決断して欲しいと思います。


 

質問者:

 「島根1区」に住んでいないとどうすることもできませんからね……。

 


筆者:

 各々に住んでいる方々も「自民党以外の人の名前を書く」ことが大事だと思いますね。


 他の党の方も頼りないのですが、今までの「自民党政治を認める」よりかはマシだと思うんです。


 それだけ自民党は日本をよくしようと、日本国民の生活を大事に思っていません。

 利益者集団や宗教団体の方向にしか目は向いていませんし、自民党が分裂・解体寸前まで追い込まれて心を入れ替えるまで、小手先の言葉に騙されないことが大事だと思います。


 ということで今回は最後までお読みいただきありがとうございました。

 本日は旧統一教会の問題と細田衆院議長と政府がのらりくらりと交わして乗り切ろうとしているのを追求することの重要性を述べさせていただきました


 今後もこのような日本の政治経済、マスコミの問題点や国際情勢について個人的な見解を書いていこうと思います。また機会があればよろしくお願いします。

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