表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
キャンバスメモリアル  作者: tom
第1章 旅立ち
4/33

第4話 夢

成人の日の前日、シキは夢を見た――


フナバ島を空から見ていた。


成人の日を翌日に控え、

――準備に追われる者

――子どもの門出を喜ぶ者

――寂しさを感じている親たち

さまざまな人々の姿を見ていた。


シキは村に降りていった。

人々の感情がそのままシキに流れ込んでくるようだった。


「――成人か、働き手が増えるのはいいことだ。」

「――あの子はしっかりとやっていけるのだろうか」

「――成人したら、親孝行しないとなぁ」

「――一花咲かせてやるぜ!」


皆が優しく、希望に満ちている。

シキは暖かい気持ちになった。


――まだ…はやい…


暖かい感情の中に、その一言が聞こえた。

悲しむような……


――シキは、その言葉の所へと急いだ。


気づけば、眠っているイロのそばに立っていた。

シキはイロの感情を感じとり、涙があふれた。


「シキを支えていくんだ。これからは私も助けるんだ!」


(違う…イロ……。今まで、どれだけ俺が助けられてきたか。色がないってわかっても、そばにいて俺を尊敬してくれていたことに……)


シキが涙を拭うと、イロの上にキャンバスが浮いていた。

キャンパスが、イロから色を吸い上げている。


「シキ、これからも……」


イロの感情が聞こえなくなってきている。


――まだ、はやい


また、どこからか聞こえた。


(やめろ…やめてくれっ)


シキがキャンバスに手を伸ばした――


――シキはフナバ島を空から見ていた。

海の向こうに、小さな船を見つけながら

深く空へと落ちていった――

今日、初めてレビューが書かれました。

本当に嬉しいです。

嬉しすぎて、書き溜めている文を出すことにしました。


次回は明日、

6月8日(火)21時投稿予定です。


ぜひ、お楽しみください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ