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キャンバスメモリアル  作者: tom
第2章 出会い
28/33

第28話 クレーム

私生活の方が忙しく、投稿が遅れてしまいました。

楽しみにしていてくださっていた方々、本当に申し訳ありません。


少し、落ち着くまで週一での投稿で頑張っていこうと思います。

毎週水曜日の投稿を目標としていきますので、

今後とも、よろしくお願いいたします。


――アカを先頭にシキとスネズは食事処へと向かっていた。

スネズか震えているのに気づいたシキが小声で声をかけた。


「――おい。大丈夫か?アカ、怒ってるから怖いだろうけど大丈夫だ、安心しろ?」

「安心できるか!知らん奴らにいきなりキレられてんだぞ。」

「…それもそうだな。でも、大丈夫だ。話せばわかるさ。」

「話せばわかるって言われても、いまいちピンときてないんだよ。」

「銃だよ、銃。ハンプで店出してただろ?」

「……あぁ。その銃がどうしたんだ?」

「1回で壊れたから、怒ってんの。」

「――はぁ?1回で壊れたって…。いや、そうか。」

「なーに、こそこそ喋ってんのさ?」

「いやっ、暑いなって言ってたんだよ。」

「ふ〜ん。さ、着いたわよ!」


3人はテーブルを囲んで座った。

震えているスネズが可哀想で、シキは隣へと座った。


「さぁ、聞かせてもらおうじゃない?ハンプで買った銃だけど、1回で壊れたの。どういうこと?」

「…あの銃は、主要部は俺が作ったけど、外装は親方が作ったんだ。」

「――それで?」

「その…外装の強度が足らなかったんだ。少しの色しか対応できなかったんだよ。お前、思い切り色を込めたんじゃないか?」

「――そうね、思い切り込めたわ。でも、そんな説明なかったけど?」

「いや、それは…その……。」

「そのじゃない!気に入って買ったのに、壊れちゃったの!」

「…すみませんでした。」


今にも泣きそうなスネズを見て、シキが助け舟を出した。


「まぁまぁ、アカ。謝ってるしさ、許してやれよ。」

「シキは黙ってて!」

「…はい。」

「あんた…スネズだっけ?職人なんでしょ?未完成で出して恥ずかしくないの?」

「…恥ずかしいさ!俺だって出したくなかった。けど、親方が売れるぞーって勝手に――」

「人のせいにしない!親方も悪いけど、あんたもしっかり止めないと!」

「…はい。すみません……」

「……はぁ。まぁ、いいわ。上に逆らえない気持ちもわかるし、とりあえずは許したげる。文句言えてスッキリしたし!」

「クレーマーじゃん…」

「なんか言った?シキ?」

「…いえ。」

「ねぇ、質問なんだけど。完成品の銃はないの?」

「まだ、試作品しか…」

「試作品!え、見てみたいんだけど!」

「――え、いや」

「いいよね?」

「……はい。」


アカの勢いにスネズはつい受け入れてしまった。肩を落としているスネズを見て、シキはポンと背中を押してやった。

そして、3人はスネズの工房へと向かった。


「……狭いし、汚いけど文句言わないでくれよ。」

「大丈夫!言わない、言わない!」

「……はぁ」


アカは先程とはうってかわって、とても上機嫌になっていた。


「――ここだ。」


スネズは集合住宅の前で立ち止まり、1階の端っこに2人を案内して、扉を開けた。

シキとアカが部屋に入ると、油の匂いや金属の匂いが立ち込めていた。2人の予想以上に部屋はごちゃごちゃとしていた。


「…すごいね。」

「…すげーな。」


2人は部屋中に置いてある、スネズの発明品を見て素直に感心した。

スネズは得意そうに2人に言った。


「ようこそ、スネズの工房へ!」

次回は

8月18日(水)21時

投稿予定です。


ぜひ、お楽しみください♪

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