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キャンバスメモリアル  作者: tom
第2章 出会い
25/33

第25話 謝罪

すみませんでした。

私用で投稿が遅くなりました。


楽しみにしていてくださった方々、

本当に申し訳ありませんでした。


投稿していきますので、お楽しみください。


――3人はブル、アガットと向かい合い話をしていた。

旅をしていること、リンネルに言われズックを助けたこと

リンネルが攫われ助けに来たことを簡単に伝えた。

アガットが3人をじっと見つめながら、口を開いた。


「――なるほど、話を聞く限りあなた方に落ち度はありませんね。まぁ、暴力行為に至ったことも今回は不問としましょう。あの現場を見れば、子どもを守ってることはわかりましたしね。」

「――ふぅ、よかった。ところで、騎士団が何故ここに来たんですか?」

「――この街の実態を伝えられたのです。伝えたのはズックさん…貴方ですね。」

「……」

「そーなのか?ズック!」


ズックは答えず、シキとアカは驚いた。


「カラスロからキャンバスを買い取った人から、不良品を押し付けられたと報告がありました。思い出のキャンバスなのに色を流し込んでも、色が動かず意味不明な文章になっている…と。思い出のキャンバスの特性を利用し、作る過程で文字が浮かぶように細工したのでしょう。」


シキはズックの言葉を思い出した。


「――そうか。天然素材と人口素材を組み合わせ、色が文字になるようにしてたんだな。」

「……」


ズックは何も言わなかった。


「――まぁ、キャンバスの件は誰か作ったか定かではないですし、カラスロの財産から返金という形で終えるつもりです。さて、ブル。私としては彼らは悪い方には見えません。貴方の意見を聞かせてください。」

「…シキは馬鹿だし、無茶苦茶な奴ですが、曲がったことはしません。そのシキと一緒に動いていたお2人も曲がったことはしないでしょう。彼らは彼らの旅に戻っていいと思います。」

「…わかりました。では、私は自警団の方に向かいます。この場はブルに任せます。では、シキさん、アカさん、ズックさん、お話ありがとうございました。」


アガットは頭を下げ、部屋から出て行った。シキたちもアガットに頭を下げ見送った。


「…ありがとうな。ブル。」

「別に、仕事しただけだ。」

「何を照れてんだよ!」

「照れてねーよ!本当に馬鹿だな。あんまり無茶するなよ?」

「わかってるよ。…ところでイロはどうだ?」

「…まだ、目覚めない。やっぱり理由がわからないみたいだ。けど、不思議と健康で夢でも見てるのか、表情にも変化があるらしい。ま、とりあえずは大丈夫だ。」

「そうか…。イロのこと、よろしくな。」

「…あぁ。アカさん、ズックさん、こいつの事よろしくお願いします。」

「やめろよ!お前は親か!」

「わかりましたー!任せてね、ブル君!」

「うるせー!アカ!」

「じゃあ、俺も行くよ。またな。」

「おう!頑張れよ!」


ブルも部屋から出て行った。

3人は顔を見合わせ、リンネルの待つ病院へと向かった――


3人が着くと、元気なリンネルがいた。


「あ、シキ!ありがとう!」

「リンネル!無事でよかった。」

「あの時は怖くて、痛くて、辛かったけどもう大丈夫!怪我もそんなにひどくないし、このまま帰っていいってさ!」

「そうか、よかったな!」

「……すまなかった。」


ズックが口を開いた。


「……すまなかった、リンネル。」

「ズック…何がだよ!ズックにまとわりついてたからだろ?ズックは悪くないだろ。」

「……すまなかった。俺は、お前を守れなかった。」


ズックは頭を下げ、震えている。

ズックの姿を見ながら、リンネルは笑顔で言った。


「わかったよ。じゃあ、キャンバス作り教えろよな!」

「……勿論だ。」


リンネルは嬉しそうな笑顔で、病院を後にした。


「よかったね。ズックさん!」

「…殴って悪かったな。」

「……お前らも、すまなかった。」

「じゃあ、今からズックさんの家で祝勝会していい?」

「おい、アカ!」

「……勿論だ。」


ズックは顔を上げた。少し微笑んでいるような顔だった。

3人はズックの家へと向かって行った――

次回は

7月30日(金)21時

投稿です!


次回もお楽しみください♪

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