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キャンバスメモリアル  作者: tom
第2章 出会い
11/33

第11話 強盗


港でルフラ、ブルと別れた後、シキは港を彷徨っていた。


「う〜ん、キャンバスを探すと言ってもな〜。どこをどう探せばいいんだか…」

「とりあえず、ルフラの言っていたセキって人を探すか…」


シキは港にいた人に話しかけた。


「あの、すみません。セキって人知りませんか?」

「……」


無言で去っていった。


「あの、すみません。セキって人知りませんか?」

「……」


また、無言で去っていかれた。

何人か話しかけたが、立ち止まって聞いてくれる人はいなかった。


「はぁ〜…。」


シキが大きなため息をついていると、後ろから声をかけられた。


「知ってるよ。」


振り向くと、男が立っていた。


「本当っすか?」

「あぁ、知ってるよ。ついて来な。」

「ありがとうございます。助かりました。」

「こっちだ。」


シキは男についていった。

段々と人気のないところに向かっている。


「あの〜セキってどんな人っすか?」

「……」

「本当に知ってるんっすよね?」

「知ってるさ。もうすぐ着く。」


狭い路地を進み、角を曲がると3人の男たちがいた。

男が口を開いた。


「さぁ、兄ちゃん。金目のものを置いて行きな。」

「はぁ…。あのセキって人は?」

「そんな奴知るかよ。ばーか。」

「いいから、金目のものを置いて行けよ。」

「痛い目は見たくないだろう?」

「……金目のものは持ってない。」


男たちがシキを取り囲んだ。


「じゃあ、とりあえず、服から何から全部貰おうか」


男たちがシキに殴りかかってきた。

シキは身をかわし、1人の男を捕らえた。


「まぁ、落ち着けよ。本当に持ってないんだ。」

「……そいつを離せ。」

「離したら、やめるのか?」

「いいから離せ、ガキ。」

「やだよ。離しても襲ってくるんだろ?」

「離せって言ってんだよ!」


男たちは再び、殴りかかって来た。

シキは捕らえていた男を、押し付け走り出した。


「待てっガキが…逃すかよ!」

「待たねーよ。ばーか。」


シキは連れられて来た道を走った。

後ろから男たちが追いかけてくる。

1人の男が手に火を灯し、シキに投げつけて来た。

火の玉がシキの顔の横を通り過ぎた。


「あっつ!あぶねーだろ!」

「いいから、待てゴラァ」


シキは道の先に赤髪の女が立っていることに気づいた。


「おい、危ないぞ!逃げろっ」


シキが近づいていくが、女は仁王立ちしていた。

シキは女の前で立ち止まった。


「逃げろって!強盗が来てる!」

「大丈夫〜」


男たちが追いついた。


「やっと、観念したか。ほら、金目のものをよこせ!」

「あ〜もう!何で逃げねぇんだよ!」

「ついでだ。ほら、そっちの女も――」


男が女に触れようとした途端、パチンと弾ける音と共に強く地面に叩きつけられ、男は気を失った。

助けようと動いていたシキも、男たちも何が起こったかわからなかった。

女は唖然としている男たちを次々に投げ飛ばしていった。

男たちが全員気を失った後、呆然と立っていたシキに女が語りかけた。


「な、大丈夫だったろ?」

次回は

6月18日(金)21時になります。


ぜひ、お楽しみください♪

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