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私の異世界妄想劇  作者: Trifle
序章
1/14

召喚

初投稿となります。至らない点が多々あると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

最初と最後の部分しか構想していないので展開は私もわからないです・・・

 今日は25歳の誕生日、誕生日といえばケーキの私は仕事帰りにモンブランを買って帰る途中であった。常連となったケーキ屋さんのかわいい店員さんにも誕生日を祝ってもらい、ウキウキ気分で家についた。


ドアを開けた瞬間、まばゆい光に包まれ私は目をつむってしまった。


「勇者よ。よく呼び掛けに答え参られた。どうかこの世界を救ってはくれぬか。」

 目を開けるとゲームで見たことある王冠をかぶったひげを生やしたおじさんがいた。

勇者とは誰なのかと後ろを見るが、そこにはローブを着てる人が10人ほど並んでいる。

「そなたじゃ。そなたは勇者としてたった今呼ばれたのじゃ」


  【その日、25歳の誕生日を迎えた私、笹井誠は異世界に勇者召喚された。】


 その後、さっきのおじさん(現国王)から直々に世界の現状と勇者についてなどいろいろと説明を受けた。要約すると、

・勇者の仕事は魔核と呼ばれる玉が全部で9個あるので全部破壊または無力化すること

・魔核は瘴気の出る玉でその瘴気に触れた動植物、さらには鉱物までも魔物と変わる。

・異世界から召喚された勇者はその瘴気に触れても問題なく、魔物にならない。

・勇者はあなたで253人目である。そのうち78名は死亡、169名は行方不明、5名は重症で戦線離脱。

・異世界から召喚された者は魔法に秀でている。

 説明を聞いて勇者多いな、やりたくないって言ったら殺されたりでもしたのか。とか考えたけれど、勇者召喚ではちゃんと望んで世界に来てくれる人を選んでいるらしい。Yes、Noは聞かれた記憶はないけど最初に王様が言っていた呼び掛けに答えたってのはあながち間違いじゃないということだった。勝手に呼び出されて迷惑してると強く言えなくなるのでちょっと悔しい。


「これから勇者として魔物退治をしてもらいたいがよいか。」

「魔物が倒せそうなら頑張ってみます。」

王様からの質問に対する当たり障りない返事をOKと判断したらしく解放してもらえた。

「では、今日はこれから住むところとなる屋敷に行ってゆっくり休むがよい。」


 そんなこんなで、スーツ姿で鞄とケーキの箱を持った私は今後の私の部屋となる建屋に案内されることとなった。


 案内してくれたのは後ろに佇んでいたローブ姿の一人斉藤琢磨君14歳、なんと私の先輩にあたる勇者である。1月前の戦いで魔核のところまでたどり着き、魔核を守るガーディアンと魔核を破壊したのはいいが破壊した直後に魔核から出た瘴気により出現した魔物に片腕を吹き飛ばされたあげくに顔に酸をかけられたためにほとんど目がみえなくなってしまったらしい。その時の魔物はたぶん倒したって言っているでも、スライムだったから欠片が残ってたら復活するかもなんて不吉なこともいっていた。


 そんな琢磨君の話を聞いていたら程なくその屋敷にたどり着いた。

「ここがこれから笹井さんに住んでもらう屋敷。通称【ブレイバーズパレス】、略してブレパレです。名前は1人目の勇者が付けたそうなので気にしないでください。大体の勇者はみんなここで暮らしていたそうです。ここに住んでる勇者は私だけしかいません。ほかの方はみんな治療院です。でも、屋敷を開けることの多い勇者なので普通に召使として暮らしてる人がいるのでさみしさは感じませんよ。」

「そうなんだぁ。それと先輩なんだから敬語じゃなくていいのに。」

「これは私の癖なので諦めてください。」

 色々気になる説明をされた気もするけど、スルーして敬語をやめるように言ったのに、だめらしい。その日は案内された部屋でさっそく琢磨君の功労と私の誕生日を祝って二人で仲良くモンブランを分けて食べて、召使の人が作った夕食をとって大浴場で体を洗い、明日のために早めに寝るのであった。

突っ込みどころ満載なのに突っ込まないのは私の仕様です。

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