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不死身 其の三

『ああ、そうだ』

桃はさも嫌そうに言った。


『えー、何それ、私サラコナーみたい!』

杏は頬に両手をやり言った。


『サラコナーは救世主を産む。でもお前はどのパターンの人生でも子供を産まない。相手がいないんだ。』

桃は少し嘲るような含みをもたせた。


『なにそれ!私何回生まれ変わっても独り身?』

杏はムクれた。

『そうだ』


『救世主を産むわけでもない私をなんで助けにきたこよー』


『古い映画を知ってるならバタフライエフェクトも知ってるか?』


『そっちは知らなーい』

杏は途端に興味を失った風だ。


『まあいい。風が吹くと桶屋が儲かるってやつだ。』


『???ことわざの?』


『前回と前々回の人生でも俺はあの発電所をたすけた。』

『へー、やるじゃん!』

心なしか、どこ吹く風と言った感じだ。


『前回だけはお前が奴らに殺されてから行った。』

『おい!』

杏は低い声で突っ込んだ。


『お前が死ぬと、何故か王の浄化のスパンが早まる。つまりお前が何か(なにか)を持ってる可能性ありだ。』


『私が、、、?』

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