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わたくしが『お金嫌い』に成った訳

小学3年の夏、大叔父が、家業の万古屋ばんこやの会社資金を業務上横領し、賭博にはまって借金地獄で893さんに脅され、首吊り自殺しました。それから家業は、三派に分裂。その資金や財産の問題で、目とはなのさきに住んでいる親類同士で、裁判を繰り返しました。泥沼でちみどろで骨肉の裁判は10年も続きました。ボクは『お金嫌い』になりました。



 四日市、橋北地区は小さな集落です。街中に我が家のお家騒動は広がりました。小学校にも噂は流れていたようで、ボクは職員室へ担任のN先生の肩揉みボランティアに毎日行っていたのですが、その事件の数日後、N先生とその周辺の先生方が、



 「ところで輝夫くん、お祖父さんは健康で元気かね?」と唐突に訊くのです。


 事件を起こしたのは大叔父でしたが、先生方はボクの祖父が自殺したのでは、と勘繰りをいれたのでした。幼な心にあの時の先生方の大人の興味本意の、ワイドショー的なギラギラした視線が気持ち悪かったです。そう、聖職であるはずの教員たちの「ゴシップ、マスゴミ、オトナの」質問を受けたあの瞬間、ボクはお金を信じなくなったのかもしれません。



  暗い話はこの辺で(笑)



 小学校高学年のボクはなかなか良い子だったみたいです。ただ、服装が雑でいつもだらしない格好でした。アンダーシャツだらだら出してたり。


  小学校5年の時、6年生のK君に、


『お前、服、だらしないな。コジキみたい』


って言われたのがそれはそれはショックで(笑)



  大人たちにあれほど言われても直らなかった服装をはじめとする生活態度がその一言で見違えるほどの優等生ぶりになりました。子供のヒエラルキーに大人が干渉してはいけません。横目線で指摘を受けたとき、問題児の問題行動は直るのです。


 この様々の幼少体験は今の仕事に活きていますね。。。(続く)

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